イニシアティブの対義語

イニシアチブの対義語にはどのような言葉があるのでしょうか。イニシアチブが使われるシーンごとの対義語について説明します。

フォロワー

イニシアチブが先導者を意味するリーダーシップの意味合いで使われる際の対義語は「フォロワー」です。イニシアチブが「先導する」「主導権」などの意味を持つのに対して、フォロワーは「リーダーを補佐する人」などの意味があります。

追従

イニシアチブが個人や集団を先導するという意味で使われる際の対義語は「追従」です。追従には、他の人が言うことに意見することなくそのまま従うことという意味があります。

イニシアチブをとるための7つのポイント

ビジネスシーンでは、自社でイニシアチブを取る方がスムーズにことが運ぶ場面が数多くあります。イニシアチブを取るためには、具体的に何をする必要があるのでしょうか。

次に、イニシアチブを取るための7つのポイントを解説します。

イニシアチブをとるための7つのポイント

ポイント1.積極的に提案する

ポイント2.周囲の人の話をよく聞く

ポイント3.周りに信頼される誠実な働きをする

ポイント4.自分の意見を自信を持って話す

ポイント5.常に冷静に判断をする

ポイント6.決断をするときに迷わない

ポイント7.「非言語メッセージ」を意識する

ポイント1.積極的に提案する

イニシアチブを取るためには、積極的に提案することが必要です。企画立案をしたり改善案を出したりと、しっかり自己主張を行いましょう。積極的な提案を継続し続けることでその場での発言力が確率され、イニシアチブを獲得することが可能になります。

ただ発言すれば良いのではなく、提案の内容も大切です。根拠となるデータを用いて、その場のメンバーが納得いくような説明を意識しましょう。

ポイント2.周囲の人の話をよく聞く

積極的な提案をするだけでなく、周囲の人の話をよく聞くことも大切です。一見、聞き役にまわるとイニシアチブを取れなくなってしまいそうですが、1対1の話し合いでは聞き役の方が会話をコントロールしやすくなると言われています。

相手の意見に対して相槌を打ったり、質問をしたりしましょう。質問の内容を工夫することで相手の考え方や観点を誘導することができます。

ポイント3.周りに信頼される誠実な働きをする

イニシアチブを取るには、周囲から信頼される人物にならなければなりません。自身の仕事だけでなく、周囲に対しても誠実さを持って対応します。周囲のことを考えて、自分だけでなくその場にいる全員の利益を考えて行動しましょう。

信頼を得るには比較的長い時間がかかりますが、一度信頼を得ることができればイニシアチブが取りやすくなり、仕事をスムーズに進行できます。

ポイント4.自分の意見を自信を持って話す

イニシアチブを取れる人物は、自分の意見を自信を持って話すという特徴があります。いくら積極的に提案をし、その内容に納得感があったとしても、自信が感じられないような態度では周囲は仕事を任せたり、先導してもらったりするのを不安に感じてしまいます。

性格上、自信を持って話すことができない方は、話し方の訓練をしたり、話す前に落ち着くことを意識してみたりするのがおすすめです。

ポイント5.常に冷静に判断をする

イニシアチブを取るには、冷静な判断力も必要です。何かトラブルが起こってしまった場合でも、状況を観察して次に取るべき行動を冷静に判断できる人は、ひとりのビジネスパーソンとして非常に頼りがいがあります。

冷静な判断をするには、まずはトラブルを未然に防ぐための対策を決めたり、起こりうるトラブルを予想しておいたりすることが大切です。

ポイント6.決断をするときに迷わない

高い決断力もイニシアチブを取れる人の特徴のひとつです。プロジェクトを進める上では、2つの提案のうちどちらかを選ぶのか決断を求められるシーンが多くあります。

イニシアチブを取れる人は、選択肢のデメリット・メリットを把握してその場でもっとも適した決断を下すことができます。高い決断力は、常日頃から物事の良し悪しを考える癖を付けておくことで身につきます。

ポイント7.「非言語メッセージ」を意識する

「非言語メッセージ」とは、言語以外の態度・表情・視線・ボディランゲージなどの表現のことです。例えば、説得力のある内容を話していても横柄な態度だったり、逆に自信がない喋り方だったり、極端に早口だったりするとイニシアチブを取ることが難しくなります。

声のトーンをあげたり、スピードを調整したりする他、話すときは口角をあげるように意識したりすることで、相手が非言語な表現から受け取る印象をある程度コントロールできます。イニシアチブを取りたいと考えるなら、人に信頼される・好かれる仕草を身につけましょう。