箕面市の実証事業:行動を推定するAIモデルを開発

箕面市での実証事業では、支援学級に在籍する子どもの授業中の様子や行動をカメラで撮影・AI解析し、特別支援教育等の専門的な知見を有する学識者と連携することで、その集中の状況や表情などに加え、児童の日常的な状況・行動などを判断するAIモデルを開発します。

そして、AIによる推定結果を学識者と連携しながら分析・解析して、適切な人員配置の在り方や把握された子どもの状況・特徴を踏まえた支援時の留意点および適切だと想定される支援方法についてレポーティングを実施します。

これにより、多様な特性を持つ子どもに対する実情に応じた教育的支援の実施が可能になるほか、支援施策の改善サイクルをより高度かつ効率的に実施できるとのこと。

エクサウィザーズとVisionWizは、画像認識AI技術を用いた適切な学習環境の整備や教育的取り組みの質向上に励むとともに、今後は他自治体との連携を推進することで日本全体における教育行政の効率化・高度化を目指す方針です。

(文・Haruka Isobe)