子供達は磯遊びモード
そして30分が過ぎたあたりから、子供たちは次々に竿を置き、岩場で遊びだします。妹は……筆者のあたふたした姿を尻目に、ビール片手に手を振っています。
磯(人口磯)って、干潟とはまた違う危険な場所ということで、子供達から目が離せません。かなりまずい展開です。
子供が怪我
もう、こうなったら誰か、できれば我が子が軽~く転んで、軽~く膝とか擦り剝いて、それを反面教師に、この危険な状況を打破できれば……なんてことを考えていたら、ほぼ思惑通りに妹夫婦の長女(11歳)がパタン。軽く腕を擦り剝いてしまいました。筆者が子供の頃の昭和という時代なら、唾つけておしまいレベルの怪我なのですが、現代(当時はまだ平成)はそうはいきません。女の子ということもあって、結構な勢いで泣いてしまい……とりあえずこれを期にランチタイムとなり、一息つくことに成功しました。
にっちもさっちもいかず、ちょっと不謹慎なストーリーを想い描いて、うまくそれにハマって納めた磯でのハゼ釣り。今でこそ、笑い話で済みますが、その後、「ちょっと無理があったかな」と反省。子供たちは釣り、そしてアスレチック感覚にて岩場で遊び、実に楽しそうでしたが、後になってもっと安全に気を使うべきと思いました。特に場所選び。妹夫婦は、こういった遊びに長けていたわけではなかったので、それも考慮しなければいけません。怪我の程度が軽くて、ホントに良かったです。
実は妹夫婦はプロフェッショナル
妹夫婦、こういった海辺での遊びは素人なのですが、実は我が妹、現役の看護師であり、独身の頃は、小児科の経験もあったとのこと。そして何より、この少子化時代において、4人の子供を育てているというだけで、実際問題、もう筆者なんか足元にも及ばない存在。ハゼ釣り時においても、ビール片手にしっかりアンテナを張っていたらしく、「あの岩に登ろうとしたらやめさせよう」とか、しっかり基準を作っていたそう。……まあ、これは本当かどうか疑わしいですが。
そして、子供が転んで怪我した後が実に早かった。実は妹の旦那さんも医療従事者で、職業はなんと某大学病院の外科医。リアル・白い巨塔の世界にいる人なのです。ハゼ釣りは「手術よりも集中した」と言っていましたが、子供の怪我への対応は、もう筆者の出る幕ではありません。カバンには消毒液をはじめ、包帯まで入っていました(笑)