子供6人連れて潮干狩り
勢いだったと思います。
「そのうち連れて行ってあげて」
「いいよ」
多分、こんな軽い会話が、法事か何かの酒の席で交わされ、そしてその日がやってきました。我が子とあわせて6人。上から12歳、11歳、10歳、8歳、7歳、6歳。世間では「年子は双子よりも大変」とよく言いますが、ほぼ年子6連発。もう、出だしから危険な香りしかしません。一応妹夫婦にも来てもらいましたが、干潟に着くなり子供の面倒見はほぼ放棄。放棄というより、「ダイスケおじちゃんの言うことよく聞いてね」と言うのが精一杯だったのだと思います。都内在住の妹夫婦が慣れない干潟に降り立つと……当然と言えば当然かもしれません。
一応ポイントは貝がたくさんいる所よりも、少々獲物は少ないけど割と安全な砂地を選び、「こういう魚(エイ)には死骸でも近づかないように、クラゲ(この際、アカクラゲ、ミズクラゲ関係なく)見つけたら教えるように」と注意事項を言い聞かせ、何とか掘らせるところまでこぎつけました。
1時間半位だったかな。一応、全員怪我することなく、ホンビノス貝を中心とした貝を程々に採ってこの日は終了。めでたしめでたし。……とはいえ、間違いなく、この子達、そして妹夫婦の非日常は、日常よりも遥かに危険度「高」でした。帰宅後、筆者は疲労困憊であったことは言うまでもありません。
今度はハゼ釣りへ
潮干狩りの成功事例を基に、今度は釣りに連れて行く計画が持ち上がりました。ターゲットはハゼ。夏休みということで「お手軽デキハゼ釣り」です。しかし、状況が状況だと、お手軽のはずだったデキハゼ釣りは、全く違うものに変わってしまいます。
場所は大井ふ頭海浜公園しおじ磯。妹夫婦のマンションが東京の港区にあるということで、そこから一番近いハゼ釣り場という安易な発想で選んだのですが、到着してから後悔。「しおじ磯」というだけあって、ここ、足場がとても悪い釣り場なんです。妹は「私エサ触れないから」と、4人の母から一時の開放感を満喫している様子であったので、ここは義理の弟にエサ付け等のお手伝いを依頼。その後、子供たちに簡単なレクチャーをし、竿を持たせ、釣り開始。
この日はダボハゼが多く、マハゼはたまに混じる程度だったのですが、まあ、この際ダボハゼでも何でも釣れれば問題ナシ。そして私は1人大忙し。義理の弟は……マハゼ狙って真剣モード。ここは、そっとしておくことにしました。