「偉大とは人々に方向を与えることだ」とフリードリヒ・ニーチェも言うように、上司は部下に対し常に方向を与えねばなりません。様々な事柄を考え抜き、より良い状況を作り出して行く方向の選択を私利私欲を離れたところで為して行くのです。そして上司自身が自分の言葉で、その方向を与える理由をロジカルに分かり易く部下に説明できなければ、組織というのは自発的に動いて行くものではないのでしょう。
メンバー全員の納得を得て共通意識を導くことは、リーダーの大変重要な役割です。会社であれば、コーポレートミッションを全社員間に定着させ、それに基づいたコーポレートビジョンを明示して、彼等彼女等のベクトルが同じ方向を向くようする中で同志的結合が生まれてき、皆一丸となって頑張ろうという形が出来上がって行くのです。
編集部より:この記事は、「北尾吉孝日記」2023年8月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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