ギガジンですら「ちゃんと検証結果を待たないといけないぞい」と書いてるくらい、この業界ではこの手の研究の撤回がよくある。 KpbL4CtYK
— JSF (@rockfish31) July 27, 2023
7/22に韓国の研究者らが常温超伝導を達成したと報告したが、論文は査読を受けてないプレプリントの状態。通常なら浮くはずの超伝導状態の動画は、片側が浮かず「これはサンプルが不完全であるため」とのこと。さて、本物かな?ま、私は偽物だと思うね
pic.twitter.com/3Q6bcYoAxb
— ますたけ (@master_k1805) July 30, 2023
STAP細胞とは違うという意見も。
夢の常温常圧超電導体「LK-99」の存在を支持する研究結果が相次いで発表される、再現したLK-99が超電導物質だと示唆する動画も公開 – GIGAZINE OmO3ram45aさすがは我が魂の祖国、世界最高民族の研究ヘルジャパンのSTAP細胞と違って実在したか
常温常圧での超伝導体、世界が変わるな
— なる (@nalltama) August 2, 2023
動画だけではなんとも言えないそうです。
とりあえず知らない人向けに。磁気で浮いている様子は視覚的に分かりやすくてインパクトが強いけど、それだけでは超伝導の証明にはならないよ!例えば熱分解カーボンやビスマスは、常温常圧でも反磁性という磁石に反発する力で割と簡単に浮くからね。もちろん超伝導じゃないよ。 TXErXnLZk
— 彩恵りり🧚♀️科学ライター兼Vtuber✨おしごと募集中 (@Science_Release) August 2, 2023
現在、世界中で追試が行われているそうです。
常温常圧超伝導LK-99の私なりの現状理解(間違ってたら教えてください)
1.現在世界中で再現実験中2.薄片で反磁性っぽい振る舞いは確認3.電気抵抗、磁化の追試成功はまだ4.理論:バンド計算はそれっぽい 転移温度計算はまだ5.オリジナル試料の提供が始まる?
— 固体量子(研究室公認VTuber) (@QM_phys_kyoto) August 1, 2023
「LK-99」の論文は2020年にNatureに投稿されましたがリジェクトされていたそうです。
LK-99論文は2020年にNatureに投稿されたけどrejectedされてたのは知らなかったんだよ。2020年でNatureで室温といえば、15℃と267GPaで超伝導になると主張され、2年後に撤回されたCH₈S論文が掲載された年よねぇ。
— 彩恵りり🧚♀️科学ライター兼Vtuber✨おしごと募集中 (@Science_Release) August 2, 2023
超伝導関連で株価が上がっている気の早い銘柄も出てきています。
LK-99でアメリカの送電網インフラ大手のAmerican Superconductor Corporation $AMSC の株価は爆上げしている。全世界リアルタイム追試実験を見ながら、市場はLK-99を信じ始めている模様 pic.twitter.com/ldZJ5oRx7d
— 安野貴博 (@takahiroanno) August 1, 2023
この発見が事実ならば後発の研究への影響は計り知れません。
常温超伝導物質は、精製が難しいとしても一旦「それ」が実際に「ある」と示されると、その事実自体が後発の研究を強力に後押しするエンジンになるからなー。
— ゆんゆん探偵 (@yunyundetective) August 1, 2023
日本のリニアモーターカーにも影響がありそうだという指摘も。
LK-99の追試が上がってきてるんだけど、常温常圧超伝導がマジにできちゃうなら静岡のジジイがリニアの邪魔していたのがファインプレーになる可能性が出てきた
— セクシー炭水化物 (@NikuYork) August 1, 2023
ちなみに、超電導と超伝導という表現がありますが、どちらも正しい使い方だそうです。英語だとsuperconductivityなので、どちらかといえば超伝導の方が正確なようです。
「超伝導」を「超電導」と書く理由、どうもこれ、1926年に理化学研究所から発行された『理化学研究所彙報』の誤植が定着したのでは?という話があるっぽいね~。確かに「液態ヘリウム」と「液体 (體) ヘリウム」が同時に出てくる、「伝導性」ではなく「電導性」が出てくると、誤植が多いもんね。 pic.twitter.com/OU2yEtMtwN
— 彩恵りり🧚♀️科学ライター兼Vtuber✨おしごと募集中 (@Science_Release) August 2, 2023

「LK-99」による超伝導の様子
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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