NHKでも報道されていました。
なぜ何もかもうまくいかない? わたしは「境界知能」でした
↑の図を見ると、偏差値と同じだと分かりますよね。はい、その通りなんです。偏差値は50が中央値でしたが知能指数は100が中央値です。偏差値を知能指数に変換することも可能です。こちらに詳しい説明があります。
実は知能指数の定義は数種類あるのですがこんな感じです。
昔は 知能指数= 精神年齢/実年齢×100 という単純式で計算していたようで、これだと単純に精神年齢が低いと知能指数が低いになってしまいます。現在では知能指数は
個人の得点 - 同じ年齢の集団の平均点/同じ年齢の集団の標準偏差×15(方式によって多少異なる)+100
になる模様です。思い切り偏差値がはいってますので変換もできます。
知能指数 = 偏差値×3/2+25
換算表
NHKの説明にもありますが、知能指数70〜85は境界知能と呼ばれ日本人の1700万人がそうです。偏差値35以下なら知能指数はだいたい75以下ですから境界知能から知的障害に属します。一般的に知能指数が20違うと話が合わないとされているのですが、TwitterならぬXでクソリプしてくる偏差値35以下の人たちの多くと話が通じないのも無理はないものと思います。↓こういうの。反ワクチン神真都Qの人らしいけどもう支離滅裂なんですが、この支離滅裂の会話で仲間同士が盛り上がってます。会話が成立しているようなのが謎です。
しかし、だ。
偏差値は勉強してそのグループの中での相対評価があがると偏差値も上がるし逆もあると言うことは模擬テストを受けたり受験をした人は知っているはずです。 が、知能指数というと、産まれながらに固定されてしまっている頭の良し悪しと思っている人も多いはずです。が、違います。
知能指数だって偏差値の一種だったでしょ?
Wikipediaによると、たとえば産まれた環境や育った環境で子供のうちは知能指数に大きな開きが生じます。これとかは面白いです。
環境で言うとこういう数値も
ネットがなかった時代には僻地や離島では平均の知能指数が80程度に留まっているが、これは環境によるもので大人になって都会にでると環境の変化で平均値になったりするわけですね。
逆の例で言うと小学校のお受験をするような子は、そもそも試験に知能テスト的な問題が出ますのでその練習をします。図形の展開とか数列の関係なども練習すると当然ながら知能テストの点数は上がり、なにもしてない子よりもずっと高くなります。元々頭がいい子だとめちゃくちゃ高く出たりするわけです。わたしも小学校は国立を受験したのでちょこっとですが練習をしたため小学校の時の知能テストでは相当な高得点でしたが、そのあと勉強しなくなったのでいまではただの人です。w
両親が低学歴だから必ずしも自分も頭が悪い、のではなく、両親が低学歴の家庭では子供の時は教育の対する意識が低くて知能指数も低くなりますが、そのあと本人が目覚めて本を読んだりパソコン叩いて調べ物をしたり、プログラムを書いたり、語学を習ったり、算数や物理に興味を持って自分で勉強したりで知能指数は上がるわけです。
逆に怠惰で無学なままでオラオラとイキったまま、または漫画とゲームに明け暮れて大人になったりすると知能指数は低いままで固定されてしまう(逆に周囲の知的レベルが上がれば相対的に下がっていく)わけで、個人の努力と言うより意識や環境に大きく左右されます。
話を戻してTwitterならぬXでの知能指数の低そうなクソリプを見返すと、地頭が悪そうな人もいますが、むしろ勉強や読書身もせずに怠惰に暮らしていたような人が多い印象を受けます。いや単に、個人の感想なんですけどね。
編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2023年8月1日の記事より転載させていただきました。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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