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字光式ナンバーとは?
字光式ナンバーを取り付けるメリット・デメリット

字光式ナンバーとは?

字光式ナンバーとは?取り付け方や料金・字光式ナンバーはダサい!?
(画像=©Nakano/stock.adobe.com 、『MOBY』より引用)

字光式ナンバーとは、文字部分が光るナンバープレートの一種です。一般的なナンバープレートは、金属のプレートに数字や文字が印字されています。

一方、字光式ナンバーは文字部分が樹脂で半透明になっているため、裏面からライトを当てるとナンバープレートに光が伝わります。ヘッドライトと連動しており、ライトを点灯するとナンバープレートも光る仕組みです。

また、1970年に北海道で初めて普通車に字光式ナンバーが導入され、ユーザーの希望により、2002年に軽自動車にも字光式ナンバーが採用されました。

現在では普通車や軽自動車のほかに、事業用ナンバーにも字光式ナンバーが導入されており、それぞれ特徴が異なります。具体的には以下のとおりです。

車種プレートの色文字の色
普通車明るい緑に発光
軽自動車黄色黒※文字の周りを白に発光
事業用ナンバー濃い緑白に発光

字光式ナンバーを取り付けるメリット・デメリット

字光式ナンバーとは?取り付け方や料金・字光式ナンバーはダサい!?
(画像=©beeboys/stock.adobe.com 、『MOBY』より引用)

字光式ナンバーには、メリットはもちろん、デメリットもあります。取り付けを検討している場合は、デメリットを踏まえたうえで取得しましょう。

字光式ナンバーを取り付けるメリット

字光式ナンバーのメリットは以下のとおりです。

  • 雪を溶かしてくれる
  • 吹雪や夜間でも見やすくなる

雪を溶かしてくれる

字光式ナンバーは、ナンバープレートについた雪を点灯時の熱で溶かしてくれます。もともと雪を溶かすために北海道で導入されており、視認性を上げられるため、他の積雪地でも活躍します。ドレスアップ効果もありますが、安全を確保できることが最大のメリットです。

吹雪や夜間でも見やすくなる

字光式ナンバーは、吹雪や夜間でも見やすいメリットがあります。文字部分が光るため、一般的なナンバープレートより見やすく、後続車からの追突事故を防ぐことが可能です。

また、夜間でも見やすいことにより、当て逃げやひき逃げに遭った際も、正確にナンバーを確認できます。事故を防止するほか、事故時にも役立つため、非常に便利なナンバープレートです。

字光式ナンバーを取り付けるデメリット

字光式ナンバーは、以下のデメリットがあります。

  • 料金が高く、取り付けが難しい
  • 球が切れていると車検に通らない

料金が高く、取り付けが難しい

字光式ナンバーは、一般的なナンバープレートより、料金が高いデメリットがあります。一般的なナンバープレートに加えて、追加でお金を支払う必要があるため、料金を抑えたい人には不向きといえます。

また、ヘッドライトのスモールランプと連動させる必要があり、知識がない場合は取り付けが難しいでしょう。ディーラーや整備工場などに取り付けを依頼できますが、工賃が発生するため、より料金がかさみます。

球が切れていると車検に通らない

字光式ナンバーのリヤ側の球が切れていると、車検に通らないため注意しましょう。字光式ナンバーは、明るさの規定が設けられており、リヤ側の球が輝度不足になると整備不良の対象です。

具体的には、“20カンデラ以上・200カンデラ以下”と規定されています。そのため、輝度が20カンデラ以下になった場合は、球を交換しなければなりません。光が弱くなってきたと感じた際は、すぐに球を交換しましょう。

また、ナンバープレートを外さずに球を交換できるタイプは容易に交換できます。しかし、ナンバープレートを外さないと球を交換できないタイプの場合は、プレートを固定しているボルトに被せるアルミ製の「封印」を破る必要があります。交換後は、陸運局に車検証と印鑑を持参して、再度「封印」を交付してもらいましょう。