道の駅の特徴

高知県南西部にある四万十市。四万十市には清流・四万十川が流れており、川の下流域には観光屋形船や佐田の沈下橋などの観光スポットがあることで知られている。『道の駅よって西土佐』があるのは市内北部で、この辺りは四万十川の中流域にあたり、カヌーやボート、キャンプなどアウトドアを楽しめることで人気のエリアとなる。

『道の駅よって西土佐』はR441に面しており、アクセスは抜群。道路を挟んで反対側には四万十川が流れている。駐車場は道の駅建物側と川側の2か所に分かれている。道の駅建物は2階建てで、1階に食堂と直売所、2階にはコニュニティースペースと予土線の鉄道ジオラマが展示されている。2階の展望デッキからは雄大な四万十川を眺めることができる。ほか、物販テナントが2店舗営業する。

直売所「水々しい市場」では、地元で採れた新鮮な農産物、加工品、地域の特産品などがズラリと並ぶ。ユニークなのが、店内中央に設置された軽トラで、そこに野菜などが並べられていること。弁当やパン、スイーツなど、手作りの加工品も豊富で、四万十市や西土佐地域のものばかりでなく、市町村合併前に「北幡」と呼ばれていた旧十和町、旧大正町の特産品も取り揃えられている。

食堂では、西土佐の食材を使用した食事を味わえる。農畜産物や加工品、調味料をはじめ、お米も地域で作られた山間米が使用される。定食や丼もの、そば・うどん・ラーメン、パスタなどの麺類と、メニューはバリエーション豊富だ。

テナントも、地産地消の食が充実。四万十川西部漁協協同組合の店舗「鮎市場」では、四万十川で獲れた鮎やウナギ、つがになどを販売。天然ものにこだわった、四万十川の幸が揃う。店頭では鮎の実演販売を行っており、天然鮎の塩焼きを堪能できる。「ストローベイルSANKANYA」では地元の食材を使ったスイーツを販売する。川側の駐車場の一角には「しまんとリバーサイドBBQコーナー」が2022年7月にオープンし、四万十川の景観とバーベキューを楽しむことができる。

道の駅は四万十川観光の入り口となるR441とR 381の合流点に位置。周辺には沈下橋も多く見どころが充実。四万十川沿いを下流域に向かっても、上流方面に走っても、四万十川の風景とツーリングを楽しめる。地域の魅力がギュッと詰まった道の駅は、休憩や食事の立ち寄り場所として最適のスポットだ。