やっているのが萌えキャラで騙して入隊させるとか、幕僚長のカレーvs. 唐揚げ対決とか、頭がおかしくなるレベルのお遊戯対策でやってるふりをしてきました。
背景には、コロナ禍で採用を控えていた企業の求人が回復したことや、ロシアのウクライナ侵略を目の当たりにし、子どもを入隊させることをためらう親が増えたことがあるという。陸自の元女性自衛官が性暴力を受けた問題が発覚し、同省が全隊員に特別防衛監察を行う事態となったことも影響したとみられる。
それらを問題視していませんよ。悪いのはやめた奴らぐらいに思っています。カルト教団と同じで自分たちは常に正しい、誤りだというのは異端と法敵だというメンタリティです。
そして本来民主国家の軍隊として公開すべき情報を、組織防衛のために隠蔽する陰湿な体質があります。それで大臣や幕僚長まで騙して平気です。
こういう問題はすぐれて政治の問題ですが、政治家は防衛省や自衛隊からの「ご説明」だけ聞いて無敵皇軍バンザイみたいな認識しかないから、放置してきました。
検討会の報告書は自衛隊内のルールについて、「国民の信頼が損なわれない範囲で、合理性に乏しいものは変更・廃止すべきだ」と指摘した。
報告書は、自衛官の給与・手当の増額などにも言及し、ハラスメントについては「一切許容しない組織環境が不可欠」と強調した。同省はこうした提言を踏まえ、改革を進める。
海自では待遇改善ならば完全クルー制の導入を進めるべきですが、実現していません。そのくせ役に立たない哨戒艦を導入します。隻数を減らすのは権力が減ると同じだ、見栄え悪いとでも考えているのでしょう。
ですが、クルー制ならば艦の稼働率があがります。充足率も上がります。端的にいえば20隻で充足率6割の護衛艦と12隻で充足率100%の護衛艦でどちらが強いでしょうか。また現状ではオカで勉強や研修する時間もありません。現状放置はクルーの質の問題も抱えています。
結局システムを変えることなくガンバリズムで乗りきろうとしていますから、うまくいくはずはありません。海自は艦艇のクルーの充足率を公開すべきです。
率直に申し上げて猫の首に鈴をつけるのは組織内の人間では無理です。それは政治の仕事ですが、ソースが防衛省、自衛隊からなので、バラ色の話を吹き込まれた先生方が改革なんてまともにできるわけがない。
この記事では書かれていませんが、せっかく入った隊員が辞めてしまう問題はもっと深刻です。多額のコストを掛けて取った隊員がすぐにやめるのは、組織としておかしいからです。まともな組織ではない。カルトだとバレるからです。
このまま行けば人材難で嫌で自衛隊は嫌でも縮小するしかないでしょう。防衛費だけ増やしてどうするのでしょうかねえ?
【本日の市ヶ谷の噂】 防衛医大病院では研究生も当直につくが、その当直を指導医らがネコババしている。研究性は不満を持っているが、生命与奪権を持っている相手には逆らえず、告発もなされていない。これで医官が居着くわけもない、との噂。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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