受け身な生き方をやめる
次は受け身、受動的な生き方をやめるというものである。ここでハッキリとお断りしておくが筆者は特段、受け身な生き方を批判する意図はない。そんなライフスタイルが合うならそのまま生きればいい。これはあくまでイチ意見にすぎない。
自分自身がかつてとても受け身な人物だったのでえらそうなことはいえないが、今では完全に受け身はやめた。なぜなら受け身で辛い経験を数多くしてきたからである。仕事の先輩で「オレがビジネスでお前の人生を引っ張り上げてやるから待っててくれ」と言われて、1年半待ち続けたが結局、その人物は自分に何もしなかった。また、アルバイトで社員から言われた仕事を効率が悪くても、内容に誤りがあっても、とにかく言われたとおりにするしかないストレスに耐えることもあった。
受け身で生きるということは、自分の手で人生をコントロールしていない感覚を覚えることも少なくない。しかし、自分の人生を一番真剣に考え、幸せに導くことができるのは自分自身以外にいないのだ。この本質に向き合えば、やはり自分の人生は他の人の決断に委ねず、全部自分で意思決定していく方が楽しいと思うのだ。
ストレス要素を削除する最後にストレス要素を削除することだ。といっても、適度な仕事のプレッシャーなどは人生には絶対に必要なので、ここで言うストレスとは代替プランが存在し、ストレスのデメリットがメリットを大きく上回る場合に限定したい。
たとえば人間関係で一緒にいて苦痛しか感じない人がいるなら、その人と距離を取ってしまえばいい。「お前は会社員でないからそのようなことが言えるのだ」と反論があるかもしれないが、それは違う。会社員であっても自分のレベルを高めることで、より周囲の人間レベルが高い環境に行くことができる転職は可能だ。一緒にいて強くストレスを感じる人間がたくさんいる状況は「あなたはもっとレベルアップをして合う場所へ移動しなさい」と言われているようなものではないだろうか。
また、ビジネススキルや知識を高めることで自分はやりたい仕事、適性がある仕事に集中し、やりたくない仕事は外注するといった選択肢を取ることもできる。自分自身は起業して駆け出しの頃はやりたくないことも含めてなんでもやってきたが、今では仕事を頼まれても受けるよりお断りする方が多くなった。たとえ金銭的メリットがあってもやりたくないことはしたくない、という選択肢を得たのもビジネススキルが向上したからだと思っている。
人生からストレス要素を1つずつ減らしていけば、日々の時間は楽しいこと、面白いこと、やりたいことが増えてくる。そうなればQOLも高められるということである。
◇
細かいことをいえば他にもたくさんあるが、人生を楽しくするには本稿で紹介した3つのコツを勧めたい。どれも生まれつきの才能や年齢などは一切関係なく、知識と意欲さえあえば即日できることも含まれている。参考になれば幸いだ。
■最新刊絶賛発売中!
■Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka
■YouTube動画で英語学習ノウハウを配信中!
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
【関連記事】
・「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
・大人の発達障害検査をしに行った時の話
・反原発国はオーストリアに続け?
・SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
・強迫的に縁起をかついではいませんか?