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V6エンジン搭載モデルは魅力的なクルマばかり!
V6モデルは今がねらい目かも

V6エンジン搭載モデルは魅力的なクルマばかり!

V6エンジンとは?メリット・デメリットやどこがスゴいのか解説!
(画像=日本初のV型6気筒エンジン搭載モデルであるY30型グロリア ,『MOBY』より 引用)

V型6気筒エンジンを採用した代表モデルには、日産 セドリック/グロリア(Y30型)やホンダを代表するスーパーカーであるNSXや、フェラーリの名機ディーノ206/246などを挙げることができます。

私もこれまでにV型6気筒エンジンを採用したモデルを何台か乗り継いできました。その中でも印象に残っているのはクライスラーのミニバンであるボイジャー(ダッジ キャラバン)と、ジャガーのXタイプ、そしてメルセデスベンツ E240です。

戦後アメリカの自動車はボディサイズがどんどん大きくなってゆき、それに伴い排気量を増大しやすいV型8気筒エンジンの人気が高まっていきました。今でも『アメ車=V8』と考えている人は多いはずです。しかし、その後のオイルショックや度重なる不況などの時代背景もあり、V型8気筒エンジンのシリンダーサイズを減らし、ダウンサイジングさせたV型6気筒エンジン搭載車がどんどん増えていきました。

そんなアメリカで作られたクライスラー ボイジャーは、私が所有したモデルには排気量3,000cc V型6気筒エンジンを採用していました。フィーリング的には太いトルクを発生させゆったりとした乗り心地をもたらしてくれました。

どちらかというとV型6気筒エンジンはスポーツカー的に高回転を楽しめるものも多い中で、街中からロングクルーズまで優雅に走らせることができたことは今も記憶に残っています。

V6エンジンとは?メリット・デメリットやどこがスゴいのか解説!
(画像=V型6気筒エンジンを搭載ていたジャガー Xタイプ,『MOBY』より 引用)

ジャガー Xタイプは2,100cc V型6気筒エンジンを搭載していました。低中回転域からしっかりとしたトルクがありながら、レッドゾーンまで気持ちよく吹け上がるキャラクターのエンジン。

ジャガーならではのしなやかに路面を追従する足まわりと相まって、高速道路やワインディングも楽しめるセッティングとなっていました。ただ妻が近所への買い物をメインとして使っていたこともあり、燃費が悪かったことを覚えています。

2,400cc V型6気筒エンジンのメルセデスベンツ E240では、最高出力170馬力と十分なポテンシャルを備えている上に、シャシーの剛性がそれに勝っているためカチッとした乗り味でした。

特に関東—関西間の日帰り往復など長時間高速道路を走破するような場面では、アウトバーンを持つ国・ドイツが生み出したプレミアムモデルならではの、シャープで快適な移動を楽しむことができたことは忘れることができません。

V6モデルは今がねらい目かも

V6エンジンとは?メリット・デメリットやどこがスゴいのか解説!
(画像=メルセデスベンツのW210/S210系EクラスではV型6気筒エンジンを主流としていた。,『MOBY』より 引用)

V型6気筒エンジンはこれまで様々なモデルで採用されてきました。その裏には、性能やフィーリング的なことはもちろん、V8エンジンモデルを上位に持つモデルのボトムグレードとして、逆に直列4気筒エンジンを搭載したモデルの上位グレードとしてなど、様々な存在意義がありながら、多気筒エンジンならではの高性能を最も身近に触れることができるエンジンだからだと思います。

現在ダウンサイジング化や電動モビリティへの移行が進む中、将来の事を考えると、V型6気筒エンジンを採用したモデルが、どのような位置づけとなっていくのかということは一概には判断できかねますし、もしかすると消滅してしまうかもしれません。

ですので、今自動車の購入を考えた際に、V型6気筒モデルを注視して探し出し、実際に所有するということは、幸せな選択となるかもしれませんね。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

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