道の駅の特徴

徳島県西部にあるつるぎ町。北部には吉野川が流れ、面積の80%が山林という自然豊かな町。つるぎ町を含む「にし阿波」地域の山間部では、400年以上も前から独自の技術を使って急傾斜地での農耕が行われており「にし阿波の傾斜地農耕システム」は世界農業遺産に登録されている。

『道の駅貞光ゆうゆう館』は、R192沿いに位置。徳島道美馬ICから約10分とアクセスは抜群で、徳島市、香川県高松市のどちらからも1時間30分ほどの場所となる。駐車場は正面玄関前と、建物裏手に裏側入口前駐車場の2カ所があり、バイク用の駐輪スペースも用意されている。高さ23mのシンボルタワーが目印で、最上階の展望スペースでは吉野川や剣山などを見渡す360度のパノラマビューを楽しめる。

道の駅建物は3階建てで、1階にイベントや会食などで使用される和洋室と裏側入口、2階に物産センターとレストラン、3階では期間限定で半田そうめん専門店が営業する。物産館には、地場特産品や徳島県の土産品、農産物や加工品、ジェラートなどを販売。町の特産品の「半田そうめん」は大きくコーナーが用意され、さまざまな製造所のものを取り揃える。自家製の特製豆腐が名物で、豆腐を作る際にできるおからが無料で持ち帰れるのが特徴的。つるぎ町特産のユズを使った特製のゆずみそもおすすめだ。

ゆうゆう館自家製の弁当や惣菜、惣菜パンなどの品揃えが充実。団子などの和菓子類も豊富に並んでいる。地元産のユズや、豆乳などを使った手作りジェラートも人気。

レストランでは、阿波尾鶏の鉄板焼きや唐揚げ、半田そうめんなどのメニューを味わえる。開店から11時まではモーニングメニューでの提供となるが、釜揚げ半田そうめんは食べられるので狙い目だ。また、期間限定の土日祝のみ営業する「そうめん館」では、冷やしそうめん、ぶっかけ、釜玉など、バリエーション豊富な半田そうめんのメニューを楽しめる。

道の駅が面するR192は、愛媛県西条市と徳島県徳島市を繋ぐ国道で、徳島を東西に横断するメインルートとなっている。周辺に道の駅はいくつかあるが、全て県道沿いに立地しており、国道沿いにあるのはここだけとなる。半田そうめんや阿波尾鶏など地元の名産品を堪能できる道の駅は、食事や休憩に最適の立ち寄りスポットだ。