外国人の増加で、生活習慣の違いなどから地域でのトラブルが発生したり、治安が悪化するなどの懸念を持っている人もいます。

しかし、それ以上に高齢化による年金制度への影響、社会保障負担の増加、人手不足の方が圧倒的なネガティブインパクトです。

高齢化問題に対する短期的な処方箋はありません。地道に出生率を上げて、将来人口増やしていく方法しかありません。

日本政府もようやく少子高齢化問題の対策に本格的に乗り出そうとしています。しかし、残念ながら日本政府の少子化対策は、将来の増税とセットになっており、ほとんど効果を上げることは無いと予想します。

となると高齢化問題の小手先の対策として、外国人を増やすしか無いのです。そんな安易な政策では、問題を根本的に解決することはできません。

10年後、20年後の日本がどうなっているのか。本当に心配です。

編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年7月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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