【POINT 3】最高速度はどのくらいあればいい?

Wi-Fiルーターのアンテナ数が多いとWi-Fiの速度は上がりますが、高性能モデルのWXR-6000AX12Bでは最大5GHz帯で最大4,803Mbps、2.4GHz帯で573Mbpsとなっています。

これに対しWSR-1500AX2Sでは5GHz帯が最大1,201Mbpsで、2.4GHz帯は最大300Mbpsまでです。

しかし、自宅の固定回線(光回線)が100Mbpsなら、Wi-Fiもそれ以上の速度は出ませんので、少なくとも自宅の固定回線が1,000Mbps(1Gbps)以上でないなら、高性能機を買ってオーバースペックになります。

よく分からない人は、とりあえず2,042Mbps程度のミドルレンジモデルが狙い目になるでしょう。

自宅の「Wi-Fiルーター」購入時に商品パッケージのどこをチェックすればいいの?
(画像=Wi-Fiルーターの最高速度は価格に比例する。自宅の固定回線の速度によっては4,803Mbpsはオーバースペックかもしれないし、1,201Mbpsではロースペックかもしれない……(画像はバッファロー公式サイトから引用し筆者が加工)、『オトナライフ』より引用)

【POINT 4】IEEE規格は「11ax」対応なのかを確認しよう!

無線LANの規格は米国電気電子学会(IEEE)で制定されていますが、現在発売されている機種なら、ほとんどが最新規格の「11ax」に対応していますので、さほど気にする必要はありません。

パッケージに「Wi-Fi 6」とあれば「11ax」に対応しているということです。

もしかすると、在庫処分で古い機種が安く売られているかもしれませんが、少し安いからと言って、わざわざWi-Fi 6に非対応の機種を買うこともないでしょう。

自宅の「Wi-Fiルーター」購入時に商品パッケージのどこをチェックすればいいの?
(画像=WXR-6000AX12BもWSR-1500AX2Sもどちらも11axに対応しているので、IEEE規格については両者どちらを選んでも問題はない(画像はバッファロー公式サイトから引用し筆者が加工)、『オトナライフ』より引用)

【POINT 5】有線LANの速度も確認しておこう!

Wi-Fiルーターには有線LANのハブ(分配)機能もあります。パソコンやテレビなどに有線LANケーブルをつなぐこともあるので、有線LAN端子がどのくらいの速度に対応しているかは重要になります。

最近は10Gbps対応の固定回線サービスもありますが、現状では、ほとんどの家庭は100Mbps~1000Mbps(1Gbps)程度ですので、現状では10Gbpsにまで対応している必要はありません。

たとえば、WXR-6000AX12Bは10Gbpsに対応していますが、WSR-1500AX2Sでも1Gbpsまで対応していますので、多くの家庭では、有線LANについてはWSR-1500AX2Sで十分ということになります。

自宅の「Wi-Fiルーター」購入時に商品パッケージのどこをチェックすればいいの?
(画像=画面左のWSR-1500AX2Sの有線LANの速度は1Gbpsまでだが、画面右のWXR-6000AX12Bは10Gbpsまで対応する。自宅の有線LANが1Gbps以上の高速回線ならチェックしたほうがいい(画像はバッファロー公式サイトから引用し筆者が加工)、『オトナライフ』より引用)

【POINT 6】大きな家でまんべんなく電波が届く「Wi-Fi EasyMesh」とは?

「Wi-Fi EasyMesh」とは、Wi-Fi電波が届きにくい大きな一軒家などで有効な機能です。

具体的には、Wi-Fiルーターの親機と中継機同士が互いに通信しあい、網目(メッシュ)状にネットワークを構築する仕組みです。

まさに網目状にネットワークを広げられるため、隅々まで快適なWi-Fiを構築できます。詳しくはバッファローの公式サイトでご確認ください。

ちなみに、WSR-1500AX2Sの商品パッケージには「メッシュネットワーク」対応の記載がありませんでしたが、後日アップデートで対応することができるようになります。

自宅の「Wi-Fiルーター」購入時に商品パッケージのどこをチェックすればいいの?
(画像=大きな家ではどうしてもWi-Fiルーターから離れた部屋で電波が減衰してしまう。そのため、中継器を利用して隅々まで電波を安定して届ける技術が「Wi-Fi EasyMesh」なのだ(画像はバッファロー公式サイトより転載)、『オトナライフ』より引用)

【POINT 7】IPv6対応なら速度向上が見込める!

かつてインターネットの通信方式は「IPv4」が主流でしたが、現在は「IPv6」に置き換わっています。

IPv6を利用すると、従来のIPv4よりも速くなると言われていますが、これはIPv6がIPv4で使われていた「PPPoE」から「IPoE」という新しい接続方式を利用できるため。

たとえば「PPPoE」が一般道だとすると、IPv6で利用できる「IPoE」は3車線の高速道路のようなものです。したがって、Wi-FiルーターもIPv6対応のものにしておかないと、光回線がIPv6対応でもネットの速度は上がりません。

もちろん、現在発売されているWi-Fiルーターなら、まずIPv6には対応しているので、念のために確認しておく程度でいいでしょう。

まとめ

いかがでしょうか? Wi-Fiに関する用語はローマ字やカタカナが多くて面倒でしょうが、一度覚えてしまうと、Wi-Fiルーターを新調したり買い替えるときに、きっと役に立つことでしょう。

もちろん、Wi-Fiに関するちょっとしたトラブルにもある程度は対応できるようになりますので、是非、がんばって覚えておきましょう。

なお、文中に登場した2.4GHz帯と5GHz帯については、こちらの記事で詳しく解説していますので、興味のある方は確認してみてください。

※サムネイル画像(Image:バッファロー公式サイトから引用し筆者が加工)

文・オトナライフ/提供元・オトナライフ

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