目次
山の怪や神が関係する怖い話2選
山小屋にまつわる登山の怖い話2選
山の怪や神が関係する怖い話2選
1.実家の山奥で変な生き物を見たという怖い話
G県に実家のあるAさんは、まとまった休みにすることもなく帰郷することにしました。そこで起きた怖い話です。
Aさんの家は平野からゆるく山へ続く山裾の位置にあり、家の裏はすぐに山となっています。そこで山奥から現れた山の怪のような生き物が何なのか知りたくて、当時の2ch(現在5ch)で話をはじめました。
俺が体験した登山の怖い話を聞いてくれ
あまりにも毎日ごろごろと寝ているばかりだったAさんは、親から少し体を動かせ、外にいけ!裏山で登山でもしてこいといわれたそうです。山といっても大きな山の小さなこぶのような軽い場所で、普段の服装にスマホひとつもってAさんは裏山に登ります。
Aさんが見た不思議な生き物
その日は天気もよく山の空気は澄んでおりとてもよい気分です。Aさんがスマホで写真撮影しながら登っていた時に山奥から唐突にそれは現れました。
一瞬イノシシか?と思ったのは灰色のぬめぬめとした体に何か触覚のようなものが頭から伸びている生き物で、スマホで撮影する間もなくすぐ姿を消しました。イノシシであってもそうでなくても怖い話ですね。結局2chの住人もその正体を知りませんでした。
2.単独登山で体験したちょっと怖い話
続いての登山での怪奇現象系の怖い話はこちらです。私はその日はH連峰へ一人で登りました。それまで良かった天気は急にガスってきて数m先しか視界がないような状態で、風の音がひゅーひゅーと耳に気持ち悪かったのを覚えています。
白くもやがかかった山は神秘的で何だか異次元に来たようだなと考えながら、登り続けていきました。
山の神様に出会った
私は後ろから何者かに見られている視線を感じました。ここまでずっと登山者はおらず私ひとりであるはずなのに、何者かにじーっと見られている気配だけが背中に刺さります。
岩を越えようと足元に目をやったときに、私は見てしまいました。それはガスに煙る山のように見えていただけの何か白い発光するもので、数百メートルはありそうなその白いもやにはぎょろぎょろとした大きな目がふたつあります。
登山中人らしきものに出会ったら怒らせないように
心霊の類は一切信用しない私ですが、きっとあれは山の神か何かできまぐれで私をからかうつもりなのだと思いました。
それから私は山を荒らさないようにと用心しながら歩を進めると、気づいた時にはまわりは快晴!振り向いても美しいH山があるだけでした。
恐怖体験の後には山の神様からのご褒美が
こんなきれいなH山は今まで見たことがありません。山のマナーを守った私に神様が見せてくれたのだなと今でも思っています。みなさんも山で巨大な目に出会ったら、決して怒らせないようにしてくださいね。
山小屋にまつわる登山の怖い話2選
登山中に山小屋で遭遇した幽霊・怪談系の怖い話
普段自分は幽霊や怪談話などの心霊や怖い話は一切信じないのですが、一度だけ登山中に体験した怖い話があります。その日の登山の計画は途中で山小屋で一泊して、翌日余裕を持って下山するというものです。
予定していた山小屋に入ると先客がひとりだけいました。私はその人に頭を下げて「ご一緒させていただきますね。よろしくお願いします」と挨拶をするとその人も軽く会釈を返してくれました。
翌朝たくさんの人が小屋に集まってきた理由は
そのまま何事もなく朝を迎えたのですが、何か外が騒がしいです。ヘリコプターが飛んでいるパラパラパラというあの音もしています。気になって外に出てみると小屋の外にはたくさんの人がいるのです。
どうしたのですか?何かありましたかと聞くと、この山で遭難事故があり死人が出た。昨日は暮れてしまい麓に下ろせなかったので今日来たということです。外にいた人たちは遭難救助の関係者の人たちでした。
山小屋で出会った幽霊の怖い話だった
自分はあわてて小屋の中をのぞくと、昨日会釈をした人のいた場所には人はおらず、シートにくるまれた何かが置かれているだけです。私が昨日挨拶をしたあの人は、山小屋で出会った幽霊だったのでしょうか。
山小屋の女性・未解決事件の怖い話
これは有名な未解決事件として実話であるので怖い話としてご存知の人も多いでしょう。とても謎が残る山小屋にまつわる怖い話なのでご紹介させてください。
G県I市に済むYさんはご両親と山の民宿に1泊しつつ帰りはトレッキングを楽しみながら下山してこようという計画を立てました。
怖い話ポイント1.Yさんの奇妙な行動
この未解決事件が怖い話として語られるのは事件の当事者Yさんの行動がおかしいためです。当日急用ができ両親共に一緒にいけなくなりYさんひとりでバスで民宿に向かいます。
トレッキングの予定があるにも関わらずYさんの格好はまるでパーティーにでも行くようなスカートとブラウスという華やかなものでした。荷物もちょっとした小さなボストンバッグひとつです。
怖い話ポイント2.Yさんは山小屋で発見される
予約していた民宿に1泊し翌日送迎バスを断り一人でスカート姿で下山を試みるYさんですが、林業の人が使う山小屋で無残な姿で発見されました。その遺留品に残されていたカメラには、笑顔で写真に収まるYさんの姿がありました。
いったい誰がこの写真を撮ったのでしょうか。Yさんはなぜトレッキングの予定があったにも関わらずパンツではなくスカート姿で向かう必要があったのか、謎が深まる怖い話ですね。