道の駅の特徴

道の駅のある浜田市は島根県西部に位置する日本海に面した市。石見地方に伝わる伝統芸能「石見神楽」の本場で、市内には多くの神楽団体が結成されており、神社や祭礼での奉納神楽のほか、定期公演でも見ることができる。

『道の駅ゆうひパーク三隅』は、R9沿いに位置。無料の山陰自動車道・西村ICを降りて5分ほどの場所にある。すぐ目の前は海で、ロケーションが抜群! 道の駅としては小規模だが、日本海を一望できる絶景道の駅で、水平線に沈む夕日を見られる絶好のスポットでもある。「POPアートな道の駅」「鉄道ファンの聖地」をコンセプトに、2021年4月にリニューアルオープンした。

道の駅は全体的にカラフルで、ポップな空間となっている。建物壁にはさまざまなイラストが描かれ、敷地内にはさまざまなオブジェもあり、フォトスポットが満載。裏庭には写真撮影用にスマホスタンドも設置されている。

フォトジェニックな写真が撮れるほか、JR山陰本線の撮影スポットとしても有名。日本海をバックに走る列車を撮ることができると、撮り鉄に人気の場所。列車の通過予定時刻表が貼られているので、通過時刻はここでチェック。列車が通過するのは上り下りともに、1時間に1本程度なので、見逃すと次の通過まで時間が空いてしまうので注意。

売店では、地域の特産品や土産品を販売。干物などの水産物加工品、漬物などの農産物加工品、地元銘菓や地酒、石見神楽面や石州和紙などの伝統工芸品などが並ぶ。

食事では、讃岐うどん店と、テイクアウトカフェの2店が営業する。讃岐うどん店は、香川から取り寄せた麺で、本場の讃岐うどんが味わえる。出汁も取り寄せた食材でとった手作りのスープ。浜田名物「赤てん」や特産のワカメを使ったここならではのうどんを味わえる。うどんのほかにも、海鮮丼やしらす丼、天丼などの丼ものも提供する。カウンター席では海を眺めながら食事ができる。

テイクアウトカフェでは、オリジナルコーヒーや、手作りのジンジャーシロップのドリンク、フライなどの軽食、ワッフルバーなどのスイーツを購入できる。情報コーナーには、黄色でポップなストリートピアノが設置されていて、誰でも自由に弾くことができる。

無料の山陰道が通っているが、浜田市を東西に移動の際にはぜひR9を通ることをオススメしたい。コバルトブルーの海と列車が走る絶景に出会える道の駅は、足を止めて立ち寄ってもらいたいスポットだ。