6月12日、福岡市の東浜船溜より出船する遊漁船ベイスタイルを利用してSLJ(スーパーライトジギング)のメインターゲットであるイサキを求めて玄界灘へ向かった。
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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 総合学園ヒューマンアカデミー福岡校フィッシングカレッジ大学部3年 別府幹太)
ベイスタイルでSLJ釣行
この時期のイサキは産卵を控えた個体が多く、一年のうちでもっとも食味が良いとされており、多くの釣り人がそれを求めて海へと繰りだすのだ。今回はそんなイサキを狙った釣行の模様をリポートする。
港を午前6時に出船し、30分ほどの航行ののち最初のポイントに到着した。この日は長潮前の小潮とあまり良い潮とはいえなかったが、早速ジグを落とすとすぐにヒット。しかし上がってきたのは20cmほどのサバだった。船長は早々にこのポイントを見切り、別のポイントへと移動した。
40cm級イサキが登場
その後も何度か移動を繰り返しながら釣りを進めていくと、底から10mほどをワンピッチジャークで誘っていると、コツッとしたアタリがあった。すばやくアワセを入れてファイトを始めると小気味の良い引きがラインとロッドを介して伝わってきた。間違いなく本命だろう。
イサキは口切れしやすいため強引なやり取りは禁物。上がってきたのは40cmクラスのイサキだった。使用したジグはジャックアイマキノミーの40g。カラーはケイムラミドキンブルーグローベリーだ。
しかし、後が続かずしばらくヨコスジフエダイやキジハタ(アコウ)などの魚がヒットするも、イサキは途絶えてしまった。さまざまな魚が釣れるのもこの釣りの魅力のひとつだろう。
活性上昇でヒット連発
その後も釣りを続けるも10時30分ごろ、干潮付近の潮止まりを迎えてしまう。
しかし、上げの潮が動きだしたタイミングでぽつぽつとアタリがでだした。この日のイサキは、所定のタナで長いストロークのジャークをかけて、ロングスライドを起こしてやると弱いバイトが起き、それを鋭く掛けていくのが好調だった。また、イサキは長くジグにまとわりついてくる魚なので、20m以上と長い距離を引っ張ってくる釣りも有効だと感じた。
魚が釣れるにしたがってだんだんとイサキの活性も上がっていき、気が付いたころにはダブルヒット、トリプルヒットも増えてきた。また、1つのジグに2尾のイサキがヒットするなど、朝の沈黙がウソのようなヒットが続いた。