ライトを照らして逃げない

急にライトで照らされたら逃げない?という声も聞こえそうなので解答しよう。逃げるエビと逃げないエビがいる。が答え。逃げるエビも、餌を目の前に出すと逃げるのをやめて餌を食べ始めることがほとんどなので、そこまで神経質にならなくて良いだろう。

夜のテナガエビ釣りで15尾手中【愛知・木曽川】夜釣りで狙うメリットとは?ライトを照らして狙ってもOK(提供:TSURINEWSライター・永井航)

ちなみに、一応エビらしくビョーンと跳ねて大きく後退も出来るようだが、概ね前進のみで移動している。大して早くないので、影に隠れられる前に捉えることも可能だ。

透明度が高いときや浅いところならライトではっきり見えるが、そうでない場合は目を見つけるのが良い。エビの目は、ライトに照らされると赤く反射するので見つけやすいはずだ。これはテナガエビのみならず小さなスジエビから大型のイセエビも同じだ。

コツを掴むとドンドン見つけてドンドン釣れるのがテナガエビ。当日も大型の狙い撃ちで終始ハイペースでキャッチに成功した。

夜釣りのデメリット

テナガエビの夜釣りにはデメリットもある。それは虫の多さだろう。虫の多い真っ暗な河川敷でヘッドライトを点けると大変な数の虫が寄ってくる。蚊もたくさん寄ってくるため、虫除けスプレーは必須。

暑さも気になるところだが、長袖長ズボンの装備は忘れないでいただきたい。ちなみに当日は途中で降った雨の影響で虫除けスプレーが流れてしまった。痛い目ならぬ痒い目に遭ってしまった。

また夜は日中よりも落水の危険もつきまとうはずだ。足元への注意も怠らないようにしておきたい。

テナガエビの泥抜き

1時間半弱で15匹を釣り上げたところで納竿。途中で雨が降って中断したものの、なかなかのペースだった。

釣ったテナガエビは、2日くらい生かして泥抜きしないと泥臭い個体もいる。そのため泥抜きは必須と言われることもあるが、私は普段泥抜きをしない。

泥抜きをしない理由は、今まで臭い個体に当たったことがないというのが最大の理由だ。もしかしたら地域差などもあるかもしれない。気になるなら泥抜きをしても良いだろう。
大型の個体には藻類がついていることもあるが、大雑把な性格なのでわざわざこそぎ落とすこともしない。
ちなみに、私は釣りしてる間はバケツで生かしているが、納竿時に水を捨ててエビの上に氷をザザァーと流して込んで終わりにしている。

テナガエビのおすすめの食べ方

おすすめの食べ方はやはり唐揚げ。家に着いたら洗って片栗粉を付けて油へ投下。これだけでめちゃくちゃ美味い!

塩胡椒とレモンで食べれば殻ごと丸々いただける。酒が進むこと間違いなしだ。
真っ黒なテナガエビも加熱するとちゃんと美味しそうな赤になる。余談だが、これはアスタキサンチンという色素の影響。エビやカニにはこの色素が含まれるため、加熱するとみんな同じような色になるのだ。

夜のテナガエビ釣りで15尾手中【愛知・木曽川】夜釣りで狙うメリットとは?テナガエビは唐揚げが絶品(提供:TSURINEWSライター・永井航)

手軽さが売りのテナガエビ釣りだが、食べても美味しいのも魅力。道具も簡単で身近な河川にも多いので是非遊んでみて欲しい。

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<永井航/TSURINEWSライター>

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