転職活動のワーストシーズンは4月

一方、転職活動にはワーストシーズンもある。それは4月だ。

4月は、採用担当者にとって非常に忙しい時期だからだ。新卒入社社員の研修や、翌年の新卒採用の準備など、やることが急に増えるため、中途採用に時間がかけられなくなる。

また、転職者側も4月は新たな年度の始まりを迎え、心機一転で頑張ろうと考えるようになり、応募件数が少なくなる。

この2つの事情から、4月は求人件数が増えにくい。

時期に関わらず常に備えをしておくことが重要

時期によって求人件数の波があり、1月2月や9月10月は求人件数が増える傾向がある。

そのタイミングに合わせて転職活動をしていくことは必要だが、裏を返せばその時期は競争相手も増える時期でもある。

本当にいい転職先にどのタイミングで出会えるのかは、誰にもわからない。だからこそ、常に備えをしておくことが重要だ。

自分にとって一番の会社との出会いに向けて、今から準備をしておこう。

文・本山直樹(HR専門ライター)
ヘッドハンターや求人広告の営業職を経て独立。現在はHR領域を専門としたフリーランスのライターとして活躍中。大手HR企業のオウンドメディアや求人サイト等にて多数の執筆経験あり。