中途採用は年間を通じて行われているが、時期によって波があることをご存じだろうか。
これから本格的に転職活動をしようと考えているならば、どのタイミングで波に乗ればいいのか気になるところだろう。
転職活動のベストシーズンは1月
転職活動を本格的に始めるなら、1月がベストシーズンだ。その背景には、採用担当者の事情が関係している。詳しく解説しよう。
事情①：年度末までに予算を消化したい
企業の採用担当には年間の採用予定と予算が割り当てられている。
もし年度末が近づいているのに採用予定に達しておらず、予算も未消化であれば、残りの予算を使ってなんとか採用しようと力を入れてくる。
3月決算の企業が多いため、1月からは求人件数が大幅に増えるのだ。
【こちらの記事も人気です】
事情②：4月入社で新卒採用の新人と一緒に研修をしたい
新卒社員が入ってくる4月には、研修等の手配に忙しくなる。中途採用の社員が4月から入社であれば同時にできるので、担当者の手間が省ける。
4月に入社させるには、面接や退職の調整等を逆算すると、1月から応募開始するのがいいタイミングとなる。
事情③：長期休みを避けたい
多くの会社では、年末年始とお盆時期に長期休みがある。面接や手続きの途中で長期休みが挟まると、応募者が心変わりしたり、事情が変わったりして採用に至らないことがある。そのため、休み明けを待って本格的に求人をかけることになる。
これらの事情に加えて、1月は応募者側にもいいタイミングとなる。ボーナスをもらった後で転職を考えやすいからだ。また年末年始の休みの期間に転職準備の時間がとれるため、1月から本格的な転職活動をスタートしやすい。
