一気見シリーズの注目動画コンテンツ

この「FIFA+」ページには、試合のライブ視聴以外にも、ハイライト、選手紹介、ゲーム、関連映画、ショップに至るまで、オリジナルのレアなコンテンツが豊富にある。そのうちトップページ下「一気見シリーズ」では、いくつかのテーマごとに選手自身についてや、サッカーに関する思想などを動画で紹介している。

内容は、テレビのドキュメンタリー風のものもあれば、まるで短編映画のような芸術的なものまで様々だ。いずれの動画も音声が英語の場合は、日本語字幕の設定ができるので言語の心配は不要。気軽に楽しむことができる点も、おすすめのポイントだ。ここではいくつかの動画シリーズを紹介しよう。

「ゴールデンブーツ(GOLDEN BOOTS)」

1986年にゴールデンブーツ賞を獲得した元イングランド代表のゲーリー・リネカー氏が、各時代を象徴するW杯ストライカーに会うために旅に出るという動画シリーズ。現時点シーズン1として、トトことサルヴァトーレ・スキラッチ、ゲーリー・リネカー(本人)、ロナウド、トーマス・ミュラーの4人のエピソードが公開されている。

イングランド女子代表 DFルーシー・ブロンズ 写真:Getty Images

「アイコンズ(ICONS)」

イングランド、アメリカ、ナイジェリア、フランス、オーストラリア、各国ごとにアイコン(象徴)と言える女子サッカー選手たちに密着し、選手たちの幼少期や現在に至るまでのエピソードなどをドキュメンタリー風にまとめた動画シリーズ。

例えばイングランドのエピソードでは、同国女子代表のDFルーシー・ブロンズが実際の自宅で母親と共に、自身の幼少期の写真を公開しながら当時の自分について母と語り合う。それぞれ出演しているのは元代表選手を含め、ほとんどが今W杯出場選手なので、エピソード視聴後に選手を少し身近に感じた状態で試合を視聴すれば、より楽しく熱い声援を贈ることが出来そうだ。

ハンマルビーIF FW浜野まいか(INAC神戸レオネッサ所属時)写真:Getty Images

「WEの女王(QUEEN OF WE)」

ズバリ、WEリーグ(日本女子プロサッカーリーグ)をテーマにした動画シリーズ。2021年の創設から現在までの印象的な場面やリーグの裏側に加え、その時々の各選手たちの気持ちなどを追ったドキュメンタリーだ。

元INAC神戸レオネッサで、なでしこジャパンのFW浜野まいか(現スウェーデン1部ハンマルビーIF)に密着取材しているエピソードや、各クラブのサポーターに注目している内容など、WEリーグファンであれば一度は視聴しておきたいもの。今W杯日本女子代表メンバー23名の内、14名がWEリーグから選出されており、同リーグを知れば知るほどなでしこジャパンの試合をより楽しむことが出来るはずである。

澤穂希(左)佐々木則夫氏(右)写真:Getty Images

「アジアストーリーズ(ASIA STORIES)」

アジア6カ国(日本、中国、インド、インドネシア、韓国、サウジアラビア)の「サッカーに生きる人々」のそれぞれの人生エピソードが紹介されている動画シリーズ。

日本のエピソードには、12年前の女子W杯ドイツ大会でなでしこジャパンが優勝時に監督を務めていた佐々木則夫氏(現日本サッカー協会女子委員長)と、娘の佐々木バーンズ千尋氏(雑誌「MUNDIAL Japan」編集長)が登場。則夫氏とサッカーの確固たる絆の背景や、父と娘を繋ぐサッカーの存在など非常に深い話が語られている。

特に2011年W杯ドイツ大会は、父と同様に娘の千尋さんにとってもとても思い入れのある出来事だったという。監督として立つ父親の姿と、なでしこメンバーが優勝トロフィーを掲げる姿を想い出し、涙ぐむシーンも。今W杯と共に12年前のなでしこジャパンを牽引した元監督の話に、耳を傾けてみるのはいかがだろうか。

なでしこジャパンを含め世界32カ国64試合の熱い闘いを「FIFA+」で存分に楽しもう!