今年の6月に開催された「G7三重・伊勢志摩交通大臣会合」の主会場「志摩観光ホテル」では、大臣主催晩餐会に登場した料理をイメージしたコースを、レストラン「ラ・メール ザ クラシック」のディナータイムで提供する。
期間は、7月20日(木)から2024年3月31日(日)まで。豊かな気候風土を持つ、三重県ならではの魅力を一皿に表現した料理が味わえる。
三重県の土地と食材の魅力を一皿に表現したコース
三重県は南北に長く、豊かな気候風土を持つ場所だ。
今回のコース料理は、総料理長の樋口宏江(ひぐち ひろえ)氏が、県内各地の生産者が育てる食材をはじめとした、この土地ならではの魅力を一皿に表現。料理を通じて三重の魅力を届けたいという想いのもと、考案したという。
海の幸のフランス料理
レストラン「ラ・メール ザ クラシック」は、クラシカルなたたずまいのレストランで、ホテル伝統の「海の幸フランス料理」が楽しめる。
ここで、今回の「G7三重・伊勢志摩交通大臣会合記念ディナー」の内容を紹介しよう。
アミューズ ブーシュは、6種類の海と大地の恵みを様々な形で堪能できる。
前菜の「伊勢海老 サラダ仕立て 柑橘のソースを添えて」は、地元産の柑橘を使った2種類のソースと、伊勢海老のコンソメジュレを添え、伊勢海老を軽やかに仕上げた一品。
スープには、「伊勢海老クリームスープ カプチーノ仕立て」を。同ホテルで50年近くゲストに愛され続けてきた伝統のスープだ。
表面に泡立てたミルクを浮かべ、カプチーノ仕立てで提供される。濃厚な海老の風味を楽しみたい。
「鮑ステーキ 伊勢たくあん入り ヴェルモットソース」は、同ホテル伝統の鮑ステーキを、ヴェルモット酒をたっぷり使った酸味のきいたソースとともに味わう。
ソースには、三重ブランドの一つである「伊勢たくあん」をアクセントに加えた。
そして、三重県を代表する食材、松阪牛を使用した「松阪牛フィレ肉備長炭焼き かつお香るコンソメとともに」は、地元産の備長炭で焼き上げた松阪牛フィレ肉を、鰹節の香りを移したコンソメスープと一緒に楽しむ一皿だ。
肉の下に敷いたリゾットとともに食べると、出汁茶漬けのような味わいに。「日本らしさを感じてほしい」という想いから考案された料理だという。
デザートには、メロンとココナッツを使った「南張メロンとココナッツのブランマンジェ」が登場。大事に育てられた地元産のメロンの上品な甘みと、滑らかなブランマンジェの相性は抜群だ。