初めてバイクに乗る、乗り始めたばかりの初心者ライダーは、「どうやって上手くなればいいのかわからない、練習する方法や場所がわからない」ということが、最初に疑問に思うことではないだろうか。バイクに乗っている人、特にロードスポーツモデルや、スーパースポーツモデルなどが好きな人なら、誰しも「自分の思うように気持ちよく走れるようになりたい」と思うだろう。

そんな方におすすめしたいのが「サーキット走行会」だ。

初心者ライダーにおすすめしたい練習方法

サーキット走行会と聞くと、「参加するのに敷居が高い、上級者の人でなきゃ邪魔になってしまうのではないか」と思う人も多いと思うが、実はそんなことはない。公道では、一般車両や先の見通しができないコーナーが多く、安全に練習することはできないが、サーキットであれば、対向車も取り締まりもなく、より安全に、バイクのライディングだけに集中して走行を楽しむことが可能。上手くなりたいけどサーキットのライセンスがない、1人で走りに行くのは勇気が出ない、という方にこそ注目して欲しい。

今回は、7月8日に筑波サーキットコース1000で行われたGFM企画の「ゆるチャン」を紹介しよう。

普段のツーリングの格好でOK レーシングスーツは不要

サーキット走行は、基本的にレーシングスーツ(いわゆるツナギ)の着用が義務付けられていることがほとんどだが、今回紹介するGFM企画の「ゆるチャン」では、普段のツーリングの格好でOK!ヘルメット、プロテクター入りのジャケット、パンツ、グローブ、ブーツを着用していれば、サーキットを走ることができるのだ。

初めてサーキット走行をする人の参加も多く、より安全で、安心してバイクの練習を走行することが可能。CBR1000RRに乗るKANAさんもその参加者のひとり。

走行前の車両点検と準備

普段、定期的にバイクショップの点検を受けて、走行をしている車両であれば問題ないが、サーキットの特性上、走行前にいくつか確認をしておこう。

①オイルドレンボルトの緩み
②オイルフィルターの緩み
③ヘッドライトやウインカー、ミラーなどの養生

万一、走行中にドレンボルトが緩んでいて漏れてしまった場合、後から走行するライダーにも危険が及んでしまう場合がある。その他にも、ガソリンの残量、タイヤの空気圧、サスペンションのセッティングなど、事前にできることは確認をしてから走行することをおすすめする。