「同時に3つの動作をしない」こともポイント
また、同時に3つ以上の動作をしないことも、うまく駐車するためには重要なことです。駐車でいえば、周囲を確認しながら、ハンドルを切りながら、車を動かすという同時に3つの動きをするのはかなり難易度が高く、うまく駐車できません。
周囲を確認しながら、ハンドルを切っているあいだは動かないようにし、ハンドルを切り終わってから車を動かしてみてください。そうすれば、どの位置に車が入っていくのかがよくわかります。駐車スペースが狭くなればなるほど、一度の行動を最小限にして、一つひとつの動作を正確に行うことが重要です。
教習所では、車庫入れ・縦列駐車などの練習をする際、必ず、動作を一つに絞って行うように指導しています。
前方に空きスペースがなければ“直角駐車”も試そう
駐車スペースに対して、車を垂直にできない場合は、直角駐車も有効です。垂直駐車よりも難易度は上がりますが、直角駐車は駐車スペースの前方に空きスペースがなくてもできる駐車方法です。
停めたい駐車スペースに対して車が直角状態から開始します。教習所で習う方向変換をイメージしてもらえればわかりやすいと思います。
やり方としては、駐車する側に車を寄せておきます。例えば右バックで停める場合は、サイドミラーや目視で後方と右側方の空きスペースを確認し、接触しないように後退します。このとき、ハンドルを全開に切っておき、止まっている車に接触しそうになったり、駐車スペースに入れそうにないときは全開に切ったハンドルを少し緩めるなどして微調整します。
このやり方は教習所で習う基本的な駐車の方法で、最小限のハンドル操作で狭い駐車場に停めることができます。不安がある場合は、周囲に車がいない広い駐車場などで繰り返し練習するとすぐに感覚をつかめるようになると思います。
駐車場は広いところばかりとは限りません。うまく駐車するためには、それなりの練習と慣れ、そしてコツが必要です。できるだけたくさん練習して、サイドミラーやバックモニターなどもうまく活用することで、はやくコツをつかみ上達することでしょう。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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