狭い駐車場に駐車するコツを教習所指導員に聞いてみた!
教習所に通う教習生はもちろん、免許を取って間もない初心運転者や、免許をとっても運転する機会の少ないサンデードライバーにとって、「駐車」はプレッシャーのかかる操作でしょう。
場所によっては、車の幅ギリギリといった狭いスペースに停めなければならないことも。「ぶつけてしまいそう」「何度も切り替えすことになりそう」といった不安は拭いきれません。
どうすれば狭い駐車場にうまく停められるようになるのか、バックでの駐車を前提に、現役の教習所指導員に話を聞きました。
「広さに関係なく、駐車場に車を停めるために重要なのは、車の幅と駐車スペースの差を把握することです。特に狭い駐車場ではその差を把握しているかどうかで、停められるかどうかが決まってきます。
幅とその差を把握するためには、駐車場に対して車を垂直にして停めるようにすることがポイントです。駐車スペースに対して車が斜めになっていると、どれくらい広いあるいは狭い駐車場なのかを把握しにくくなります。
もちろん、駐車スペースの前方に空きスペースがなければ斜めの状態から駐車することになりますが、前方にスペースがあるときは、まっすぐ下がれば、ほぼハンドル操作をしなくても駐車スペースに驚くほどスムーズに駐車できるようになります。」
積極的にサイドミラーを活用するのがオススメ
駐車する際のコツとしては、サイドミラーを積極的に活用することをオススメします。
筆者が教官時代だったとき、バック駐車でサイドミラーを使っていない教習生が多くいたことに、当時は驚いたものです。
サイドミラーを活用した駐車のコツを前出の指導員に聞きました。
「駐車する側にあるサイドミラーを少し下向きに調整すると、駐車スペースのラインや地面にある縁石などが見えると思います。
隣に停まっている車との距離が近すぎないか、障害物と自分の車との距離感を把握しながら、最徐行でバックしましょう。加えて、ルームミラーでの後方確認も忘れてはいけません。
慣れてくればさほど切り返すことなくスムーズに駐車できるようになるはずです。」