住宅に天井から光を差し込むことができる天窓は、注文住宅などにおいても非常に人気の高いものとなっています。しかし、実用的な面から見ると後悔してしまうこともあるとされています。今回の記事では、天窓を導入して後悔したポイント、メリットに関してもそれぞれご紹介していきます。

目次
天窓とは
大後悔⁈天窓はやめとけと思う理由

天窓とは

天窓は絶対やめとけ!設置すると大後悔?その理由は?
(画像=『工具男子』より引用)

そもそも天窓というのは、屋根や壁に設けられた窓のことを指します。屋内に自然光を取り入れるための開口部であり、通常は天窓という言葉の通り屋根部分に設置されることが多いですが、壁に設置されることもあります。

天窓は透明なガラスやポリカーボネートなどの材料で覆われており、室内に明るい自然光を取り入れることができます。また一部の天窓は開閉が可能で、通気や換気といった窓本来の役割も果たしています。

大後悔⁈天窓はやめとけと思う理由

天窓は絶対やめとけ!設置すると大後悔?その理由は?
(画像=『工具男子』より引用)

天井から光の刺す天窓は家を建てる上でも憧れの1つとなり、これから家を建てるにあたって、取り入れたい方もいるかもしれません。ですが、実際には後悔してしまっている声も少なくないようなのです。

天窓はやめとけと思う理由①夏は暑くて冬は寒い

天窓は絶対やめとけ!設置すると大後悔?その理由は?
(画像=『工具男子』より引用)

まず挙げられるのは、室内が夏に暑く冬は寒くなってしまうというものです。天窓は屋根や高い位置に設置されており、直接的な日差しを受けやすいため夏場には室内が暑くなりやすいです。日射熱が入り込んで室内の温度が上昇し、冷房効果が低下するのです。

逆に冬場は断熱性が低いものだと、特に外気の冷たい空気が室内に侵入しやすくなります。特に気温が低くなる冬季には、熱の逃げやすい窓部分から冷気が入り込み、室内の温度が下がりやすくなってしまうのです。

天窓はやめとけと思う理由②掃除・メンテナンスが難しい

天窓は絶対やめとけ!設置すると大後悔?その理由は?
(画像=『工具男子』より引用)

続いては、掃除やメンテナンスが難しいというものです。先にご紹介した通り、天窓というのは通常、屋根の上や高い位置に設置されています。そのため、屋内からアクセスする際には高所に立ち上がる必要があり、危険も伴います。

よって安全対策を講じた上で、専門的な業者に依頼することや、専用の掃除道具を使用することが推奨されています。また定期的なメンテナンス契約を結ぶことで、専門業者による定期的な清掃や点検を受ける必要も生じる可能性が考えられます。

天窓はやめとけと思う理由③雨音がうるさい

天窓は絶対やめとけ!設置すると大後悔?その理由は?
(画像=『工具男子』より引用)

雨音がうるさくなってしまうというのも天窓で後悔しがちなポイントの1つです。天窓は屋根及び天井にそのまま備わっているので、屋外の音が室内に伝わりやすくなります。雨滴が屋根や窓に当たると、その音が天窓を通じて室内に響き渡ってしまうのです。

天窓周辺は一般的に空間が広く天井や壁面などの反射面が少ないため、音の反響が生じやすいです。雨滴の音が天窓のガラスや窓枠、室内の壁や天井に反射して増幅されることで、より大きな音として聞こえてしまうでしょう。

天窓はやめとけと思う理由④雨漏りの心配がある

天窓は絶対やめとけ!設置すると大後悔?その理由は?
(画像=『工具男子』より引用)

雨漏りの心配は通常の天井以上にあると言えるでしょう。天窓の防水性能は通常の天井と同じく時間とともに劣化していき、長期間の使用や気候条件の影響により、シーリングやエッジ処理の劣化、シーリング材の収縮や劣化などが起こります。

これによって雨漏りのリスクが高まり、更に特に大型の天窓や高所に取り付けられた天窓では風圧がより強くなるため、注意が必要です。定期的な点検やメンテナンスを怠らずにやってもらう必要があります。

天窓はやめとけと思う理由⑤日焼けする

天窓は絶対やめとけ!設置すると大後悔?その理由は?
(画像=『工具男子』より引用)

日焼けをしてしまうリスクも高いところがあります。直接的に外部の日光が射し込む天窓、特に屋根に設置された場合には太陽の光が傾斜して入り込むことになりますので、通常の窓よりも強い光が入れば、当然日焼けの可能性も高まります。

天窓にはガラスが使用されることが一般的です。ガラスは光を透過する性質を持っており、紫外線や赤外線を一部吸収できても完全に遮断することは難しいです。そのためガラスを通じて日光が入り込み、日焼けのリスクは通常以上に高くなります。

天窓はやめとけと思う理由⑥ソーラーパネルの設置スペースが減る

天窓は絶対やめとけ!設置すると大後悔?その理由は?
(画像=『工具男子』より引用)

昨今はエコ住宅の設備の一環として、ソーラーパネルを導入する住宅も多くなりました。天窓は屋根の一部を占めるため、ソーラーパネルを設置するスペースも制限されてしまいます。

ソーラーパネルは太陽光を効率的に受け取るために、直射日光が当たる場所に設置されることが望ましいです。その為基本的には屋根に取り付けられるのですが、天窓の存在によって直射日光が当たる面積が減り、太陽光の取得効率が低下してしまうのです。