目次
2.【山形鉄道フラワー長井線】列車内で地元特産のワインをテイスティング、飲み放題
3.【三陸鉄道】地元のブランド品名に駅名改称。今は恋愛のパワースポットに
2.【山形鉄道フラワー長井線】列車内で地元特産のワインをテイスティング、飲み放題
1988年10月25日に国鉄長井線を引き継いだ山形鉄道フラワー長井線では車内にテーブルを設置し、ゆっくりとワインを愉しむワイン列車を運行しています。
山形県はフルーツ王国。地元ワイナリーで製造された3種類のワインをアテンダントさんが説明しながら提供してくれます。案内文もテーブルに置いてあります。テイスティング後は飲み放題です。今回は3種類とも全て、1939年〜1944年創業の老舗ワイナリーでした。鉄道会社とワイナリーがしっかりタッグを組んで地域活性化に頑張っています。
山形鉄道は、貴重な鉄道遺産が現役で活躍しているのも魅力です。西大塚駅駅舎は、1914年11月15日開業当時のものです。最上川橋梁は日本最古の鉄道橋であり、1887年に東海道本線木曽川に架設された橋梁を1923年に移設したものです。
※こちらのワイン列車は冬限定です。2023年情報は随時公式サイトにて更新されておりますので、ご確認ください。
編集部註:列車内で地元特産のワインをテイスティングをしての飲み放題は、阪急交通社の貸切ツアーですので、通常は行っておりません。
>>山形鉄道株式会社の公式サイトはこちら
3.【三陸鉄道】地元のブランド品名に駅名改称。今は恋愛のパワースポットに
1984年4月1日に国鉄盛線を引き継いだ三陸鉄道にある地元の漁師さんのこだわりが詰まった駅です。1985年の駅開業時は小石浜駅でしたが、2009年に地元のブランドホタテ「恋し浜」にちなんで恋し浜駅に改称しました。
>>恋し浜駅関連サイト:おおふなとりっぷはこちら
ホタテの絵馬に願い事を書いて待合室に吊るすことも漁師さんのアイデアです。ホタテに恋愛の願いを込めて、恋愛が成就すると言われている「幸せの鐘」を鳴らします。「幸せの鐘」はホームにあります。このアイデアのおかげで恋愛のパワースポットとして広まり、多くの方が列車に乗ってくるようになりました。自分も鐘はしっかり鳴らしてきました。
この「恋し浜(こいしはま)」駅以外にも、恋がつく駅はJR北海道「母恋(ぼこい)」駅、西武鉄道「恋ヶ窪(こいがくぼ)」駅、鳥取県の智頭急行「恋山形(こいやまがた)」駅があります。
地域の魅力、特産物を最大限に活用し、乗車人数を増やして、少しでも増収のために奮闘しているローカル鉄道会社。毎年ローカル線廃止が話題になっています。「乗って残そうローカル線」。皆さんも列車に乗って、のんびりと地域の魅力再発見の旅をされてみてはいかがですか。
文・写真・車掌かんちゃん/提供元・たびこふれ
【関連記事】
・避暑地アッター湖で、クリムトセンターと「クリムトの庭園」を訪ねる
・ベルリン郊外に残るベルリンの壁跡地でハイキングやサイクリングを楽しむ
・高速列車「あずま」で東海岸を行く、ロンドンーエディンバラ間鉄道の旅
・【北海道】異国情緒溢れる街・小樽に行ったら、たくさんの笑顔に溢れていた。
・ハワイ・ハレイワタウンでランチをするなら?食べたい内容別のおすすめ5店を紹介