車掌かんちゃんです。
近年、沿線人口の減少、生活スタイルの変化により、ローカル鉄道は厳しい経営が続いています。今回は地域の特色を生かし、少しでも収入を増やして鉄路の維持に奮闘している鉄道会社のお話です。
目次
1.【津軽鉄道】クラシカルで立派な本社ビル
車掌さんがストーブに石炭をくべて準備完了。スルメも販売
1.【津軽鉄道】クラシカルで立派な本社ビル
青森県の津軽五所川原駅と津軽中里駅を結ぶ全長20.7km。1930年11月13日全線開業した津軽鉄道の本社です。
壁面に揚げられた社紋もかっこいいです。日本全国鉄道会社は多数ありますが、本社ビルを見る機会は稀だと思います。
>>津軽鉄道の公式サイトはこちら
車掌さんがストーブに石炭をくべて準備完了。スルメも販売
津軽鉄道のストーブ列車です。通常12月〜3月冬季間運行です。車両は今では、希少価値となった旧型客車オハ46です。昭和58年に国鉄から譲渡されました。車両はサボ(行先板)も健在。社紋も書かれています。車内の床は木製。乗車券とストーブ列車券の切符も昔ながらの硬券。懐かしい昭和の鉄道の雰囲気満載です。
出発前の車掌さんの大事なお仕事です。簡単そうでコツがいるみたいです。この後は車窓案内するアテンダントさんがスルメ焼いてくれます。焼き立てのスルメと一杯。これぞまさに多くの鉄道番組に出演されている俳優六角精児さんの呑み鉄の世界です。
津軽鉄道は途中駅にも名所があります。金木駅で下車すると、太宰治記念館 「斜陽館」。芦野公園駅で下車すると目の前が津軽半島随一の桜の名所である芦野公園。ここは駅自体が桜のトンネルとなります。吉永小百合さんのJR東日本大人の休日倶楽部の撮影も行われました。