目次
800年前のグルメ再び
謎解きは「観光ガイド」の力を借りて
800年前のグルメ再び
寒川町では、「梶原景時」にまつわるグルメがあります。
寒川神社参集殿特製の「梶原景時の御膳」と「鎌倉殿のお弁当」
寒川神社参集殿料理長特製!時代考証と試作を重ねた、イチ押しグルメです。鮭・鮑・茄子・杏子など鎌倉時代に実際に食されていた具材をなるべく忠実に当時の調味法で仕上げています。
まずは「梶原景時の御膳」。当時の武士の食卓を現在風にアレンジ。鎌倉時代は「出汁」の文化がまだなかったそうですが、どの料理も風味豊かで食べ飽きません。御椀は、一説には鎌倉の建長寺由来とされている「けんちん汁」です。建長寺は、毎年7月15日に「梶原施餓鬼会」を創建間もなくから行ってきた景時ゆかりのお寺です。
1193年に富士の裾野で繰り広げられた「富士の巻狩り」で供された「駄餉(弁当)」を再現したものです。混ぜご飯の大きめのおむすびがいかにも武士たちのお弁当!といった存在感で、食べる前からワクワクします。
この2つのメニューから鎌倉武士の食事が、意外にヘルシーだったことにびっくりしていただけるかと思います。寒川町に遺る梶原景時についての謎解きの締めくくりにぜひご賞味ください。
※10食以上で要予約。
和菓子処 豊月堂の「もののふシリーズ」
梶原景時をイメージしたスイーツのご紹介です。
老舗和菓子屋さんが心を込めて作る、旅の思い出を豊かにしてくれるお菓子です。
創業より約100年。今も三代目のご主人が、地域に愛される素朴で優しい味わいのお菓子を作り続けています。
「景時まんじゅう」は洋風のお饅頭。レーズンが練りこまれた餡は白餡と黄身餡の中間、オリジナルの餡です。こっくりとしていて緑茶のみならず、コーヒーにも合います。皮にはバターを使用し、しっとりと香り豊かに焼き上げられています。お日保ちは約2週間。ゆっくり味わって!
「景時最中」は、芳ばしい皮に美味しい自家製餡がぎゅっと詰まっています。皮の風味と食感を大事にしたいのでたくさん作り置きをしないそうです。最中の形は刀の鍔。梶原景時が登場する歌舞伎の演目「梶原平三(かじわらへいぞう)誉(ほまれの)石切(いしきり)」で、名刀を振りかざし手水を両断する景時を想起させます。こちらは3日の賞味期限。お早めにお召し上がりください。
もののふシリーズ以外にもおすすめがいっぱい!の「豊月堂」。一之宮の梶原景時ゆかりのスポットからもすぐです。
謎解きは「観光ガイド」の力を借りて
なぜ彼は寒川に館を構えたのか―。館はどのくらいの大きさで、彼の生きた時代の館周辺やこの地域の状況、彼はこの館でどのような日々をおくっていたのか--。
これらの疑問を解くカギは「さむかわ観光ガイドクラブ」がご案内するツアーにあります。
これは、先ほどご紹介した景時と一族ゆかりのスポットを中心に、観光ガイドが丁寧な解説と軽妙な語り口でご案内するウォークツアーです。行程は約3.5km、約3時間かけてじっくりと景時とその一族の面影を追います。
ガイドさん独自の調査や視点で語られる内容や資料を使った視覚的な解説に、自然と800年前の一之宮館の様子が立ち上がってきます。地図には載っていない新しい発見もあるはず。
旅の最後は、「相模國一之宮 寒川神社」へ。寒川神社の境内は実はたくさん見どころがあります。ガイドさんとなら寒川神社1,600年の創建の歴史も実感いただけるかと思います。ひょっとしたら、一之宮館出立の直前に、景時が息子たちとともに訪れていたかもしれませんね!
帰りには「鎌倉殿のお弁当」をお持ち帰りいただきます。
また、このツアーには梶原景時と寒川町の関わりの謎を通して、ワンランク上の体験ができる特別なバージョンもございます。
こちらは、「一之宮の梶原さん」スポットめぐりの後、「梶原景時の御膳」を寒川神社参集殿の豪奢なお部屋で堪能いただき、寒川神社での正式参拝、神嶽山神苑への入苑など、ラグジュアリーなツアーとなっております。
「梶原景時歴史ツアー」詳細・お申込に関する情報は、寒川町観光協会公式サイトに順次掲載されますので下記サイトから見てみてくださいね。
>>寒川町観光協会公式サイトはこちら