法案に期待できる点は「特になし」?

法律の施行で期待することについて「特にない」という回答が多い反面、「セクシュアルマイノリティの断片的な可視化に繋がる」などLGBTへの理解が社会全体で進むことを期待する声も出ています。

当事者たちの要望は?

当事者が国や地方自治体、企業に求めている取り組みについては、同性婚などLGBTに関する法律制定に向けた賛同、同性パートナーシップ制度の導入が最も多く挙げられています。さらに採用における性別選択欄の廃止、男女どちらかだけでないお手洗いや更衣室の選択肢の増加を求める声や、性別適合手術の保険適用、ソーシャルメディアなどでの差別的投稿・発言への対処などの要望も見受けられました。

調査概要

調査期間:2023年6月23日-7月2日

調査対象:ダイバーシティ求人サイト「ジョブレインボー」のユーザー

(ユーザー37万人のうち約2万人に送信)

回答数:1,044(有効回答数:1,038)

調査方法:匿名アンケート調査

本記事は株式会社JobRainbowが公開する調査結果にもとづいています。同社およびU-NOTE編集部の該当法案への意見を表明するものではありません。