黒坂岳央です。

仕事柄、情報収集と趣味で複数のSNSを実名、匿名で使い分けている。SNSは上手に使えば世界中の情報をリアルタイムで入手できる便利なツールだが、使い方を間違えると無用な嫉妬や対人トラブル、不安を生み出す不幸の発生装置に成り下がってしまう。そして多くの場合はネガティブな作用を受けつつも、それをやめられず使い続けてしまう人は少なくないと思っている。

自分自身もSNSを使っていて「この先は不幸になる」という予兆を感じたら即撤退するなど、とにかく情報の精神汚染に気をつけている。

SNSを使うとかえって不幸になってしまう人の特徴の分類に挑戦してみたい。

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1. すぐ他人と比較する

他人との比較は世の中でもっともムダな行為の1つでメリットは皆無、デメリットしかない。比較しないと自分の思考や意思決定に自信が持てず、常に誰かと比較をして劣っている自分を認識してさらに落ち込むという負のスパイラルに陥りやすい人は、絶対にSNSを使わない方がいいだろう。

リアルの世界なら自分の等身大の挑戦の成功、たとえば目標にしていた資格試験の合格を祝ってもらえたならすんなり受け入れられる人でも、SNSを使わせるとたちどころに自分に近しい属性の持ち主かつより高次の結果を出した人を見つけ出してすぐ比較してしまう。そうなると何をやっても不幸に浸り続けることになる。実際、こうやって主体的に自分の自信をせっせとつぶし続けるようにSNSを使う人はいるのだ。

人と比較するのはムダな行為だといっても止めるのは難しいかもしれないが、SNSをアンインストールして使用をやめられる可能性は残されている。