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こんにちは、医師&医療経済ジャーナリストの森田です。
先日、ショッキングなことがありました。
Facebookを見ていたら、高山義浩医師がこう言っていたのです。
最近になって、直接だったり、職場だったりと攻撃があり、残念ながら、私の業務や生活に支障が出てきています。というわけで、一旦、SNSにおける疫学情報の解説を休止します。
高山先生は新型コロナの専門家会議や分科会にも顔を出され、沖縄県の感染症政策にも大きく関わられている先生ですので、ある程度の批判はあるのだろうと思っていましたが、「誹謗中傷」や「攻撃」までされていたのですね。こうした行為は許されざるものですので、絶対にやめましょう。
誹謗中傷と言えば、佐々木淳医師の投稿も物議を醸しました。
コロナ感染が拡大してきている→マスクしてくれると嬉しいな。
という投稿。
実名が原則のFacebookでは賛同の声が非常に多く、これまで通りの空気感だったのですが、全く同じ投稿をされたtwitter(匿名OK)の方ではかなり炎上しました。
返信(500件超)や引用リツイート(700件超)の殆どが反対意見で埋まっています。
みんなもう考えたくない。だけど、いまは第9波。
僕の担当している高齢者施設にもついにクラスターが発生した。
つい一昨日、定期訪問診察したときは元気だった高齢の患者さんたち。昨日からパラパラと発熱者が出始めた。往診で抗原検査陽性。… pic.twitter.com/82HHUhgrh5
— 佐々木 淳 @医療法人社団悠翔会 理事長・診療部長 (@junsasakimdt) July 6, 2023
以前はtwitterでも感染対策を主張する医療関係者は大人気だったんですけどね。
ヤフーニュースのコメント欄も最近は、
「まだコロナとか感染対策とか言ってるの?いつまでやるの?」
と言う論調が多数派になってきており、この3年間での国民意識の変遷を感じられます。
一方、高山先生の記事でも触れられている通り、沖縄では「医療逼迫」が叫ばれています。でも高山先生曰くその実態は「コロナ病床入院患者の8割は軽症・治癒していて、コロナの治療をしていない」とのこと。

高山義浩医師のfacebookより
なぜ、コロナの治療をしていないのにコロナ病棟に入院しているのか?