子供たち多数!グッズ&撮影スポットにも夢中
キックオフは19時05分というナイトゲームだったため、大人の姿が目立つ会場を想像するも、意外にも時間の経過と共に子供たちの姿が続々と増えて行くという驚きの展開に。年齢層は小学生から高校生まで様々で、友人同士のグループで会場を練り歩く姿も多く見受けられた。
小学生ほどの子供たちがオフィシャルグッズショップの前で、何かをこぞって眺めている姿を発見。なでしこメンバーの背番号が描かれているキーホルダーや、タオルなどのオリジナルグッズ一覧を見て「ゆいちゃん(マンチェスター・シティMF長谷川唯)のが欲しい!」「ひなちゃん(マイナビ仙台MF宮澤ひなた)に、りさちゃん(ウェストハム・ユナイテッドDF清水梨紗)のもまだあるかな?」など、お気に入り選手が存在する様子だ。
また、なでしこメンバーのパネルと一緒に撮影できるスポットや、選手のイラストが描かれているポスターなどにも駆け寄る子供たちの姿も多い。撮影スポットの担当者は「来場者全体の子供の割合は高いです。中学生くらいの年齢層の子たちが撮影ブースを発見して『撮影してほしい』と興奮して駆け寄ってくれることも多い」と話す。
これらの光景からは、女子サッカーに対する若い年齢層からの興味関心の高まりを感じる。特に小学生くらいの子供たちは両親の影響はあれ、自身が何らかの形で女子サッカーに興味を抱いている様子だ。
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なでしこ専用桜色ユニ「青より日本っぽい」
加えて興味深かったのが、なでしこユニフォームの人気だ。スタジアムの開門時間前にもかかわらず、既に桜色のアウェイユニが売り切れ寸前だった。売り場の担当者によると、圧倒的に女性が多く、このアウェイユニを目当てに即決購入する人がほとんどだという。実際に日本代表男子と同様のブルーのホームユニは、まだまだたっぷりと積まれていた。
サッカー日本代表史上初の女性専用ユニであることが人気の理由の1つかと予想するも、実際に着用している方に聞くと「ピンクかわいいよね」「青よりなんか日本っぽい」など、純粋にデザイン性に惹かれたというストレートな意見が多かった。やはりユニフォームは、デザイン性が売上を左右する極めて重要なポイントなのかもしれない。
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