COLOMBIA, 4 NIÑOS HALLADOS GRACIAS A LA SABIDURIA INDIGENA. 03-07-2023.

アマゾン密林地帯ではGSPも役に立たない

科学が発達した現在においてもアマゾン地帯ではその限界にぶち当たった。それをアマゾンでレスキュー部隊は感じさせられたのであった。

というのも、背丈40メートルもある木々が密集し、視界も制限され、湿気は80%以上、滝のような雨にも襲われる時もある。そのような状況下ではGPSを頼りに進んでも位置を失うことが容易に発生したという。そのような時、彼らは太陽の日差しが指す方向を頼りに位置の確認をしていくのであった。そのような時は正にアマゾンで生活している先住民の知恵が役立ったのである。

偵察機で4人の子供を乗せた飛行機が墜落した場所は追跡できた。しかし、墜落した場所の付近に繁っている大きな葉っぱが密集していることは確認できたが、その葉っぱの下に何があるのかはまったく不明だった。現場に足を運んで直接自分の目で確認しないと分からない。その現場に到達できるまでがまた大変だったという。

先住民の7部族からもレスキュー隊に加わった

今回の捜索には120名の軍人レスキュー部隊に加え、73名の先住民グループが加わった。シオナ、ナサ、ウイトト、シクアニ、ミサク、コレグアヘ、ムルイの7部族から構成されたグループであった。

捜索は毎日午前5時から午後5時まで続けられた。それが40日間続いたのであった。濃厚な茂みの中を進み、途中洞窟を見つければその中に入って調査、川沿いに人影を見つけることができるのではないかと見まわして進んで行った。

軍人は口にする食料が用意されていた。しかし、それだけでは不十分で食料にできる野生の果実や昆虫なども口にしたという。特に厳しい条件下で長丁場の捜索で重要な役目を果たしたのはアマゾン地帯に育つ薬草だった。精神的そして肉体的に耐えて捜索を続けて行くのに薬草は意欲と体力を維持して行くのに多大の貢献をしたそうだ。それには先住民の知恵と経験が大いに役立ったのである。

密林を守る神様に先住民はお祈りを続けて進行を続けた

捜索に加わった先住民族は密林を守る神様に子供たちを守ってくれるようにお祈りを続けたという。また同時にそのお祈りには捜索を続けているグループの保護と道案内をしてくれるように願いを込めたものでもあった。「先住民族のメンバーの中には40日間密林へ奉納として動物を食べない人もいた。彼らが良く食料にする蛇さえも4人の子供が見つかるまで遠慮した」と語ったのはシクアニ族のフラビオ・ヤペス族長であった。