2024年のiPhone SE(第4世代)の発売を心待ちにしていた人には残念なお知らせだ。中国の大手ディスプレイメーカーBOEが、iPhone SE(第4世代)向けの有機パネルを納品することが濃厚との見方だったが、品質問題によって白紙になる可能性もあると韓国の電子業界誌The Elecが報じている。これにより、発売予定が2024年から2025年に延期される見通し。

iPhone SE(第4世代)の発売は2024年から2025年に延期されそう

iPhone SE(第4世代)発売は2025年に延期の見通し – BOEによるディスプレイ問題?
(画像=(Image:IgorGolovniov / Shutterstock.com) BOEテクノロジーグループは、北京に本社を置く電子製品製造メーカー。2011年には日本法人も設立されている、『オトナライフ』より 引用)

アップル社のサプライヤーになれたら、その企業は大きな成長が見込まれる。中国の大手ディスプレイメーカーで、主に液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどを製造しているBOEは、アップルに積極的に売り込み、iPhone SE(第4世代)向けの有機パネルを納品することが濃厚となっていた。だが、韓国の電子業界誌The Elecによると性能の問題でサプライヤーが不確定になったようだ。これには、iPhone 15用のOLED(有機化合物を用いた発光ダイオード)ディスプレイの受注を今年3月に逃していたことと関連する。BOEは、iPhone 15用のOLEDディスプレイを受注しようと試作を重ねているのが、Dynamic Islandの周囲から意図しない光が漏れるという問題を解決できずに量産に向けた製品承認がアップルから得られていない。