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オンブバッタはなぜオンブしているのか
オンブバッタの生涯
オンブバッタはなぜオンブしているのか
オンブバッタはよくメスの背にオスが乗っている姿が頻繁にみられています。
オンブに見えるこの姿ですが、正確にはオンブではなく交尾している姿です。
バッタの多くがメスの背中にオスが乗ることで交尾をしていますが、オンブバッタの場合は交尾をしていなくともメスを独占するためにメスの背中に長期間いることから、よくオンブ姿が目撃されています。
また、オンブ状態のオスと単独行動のオスとでメスを巡って争うこともあるそうです。
オンブバッタの生涯
オンブバッタは10月上旬ごろに卵で生まれ、卵のまま冬を越えます。
5月から6月にかけて幼虫として孵化します。
幼虫も成虫に似た姿をしていますが、そこから5回ほど脱皮を繰り返し、8月から9月にかけて成虫となります。
そして10月になるとメスは土中に産卵して子孫を残します。
オンブバッタは育った温度で体色が変わる
オンブバッタは緑色の体色をしています。
しかし幼虫期に高温の環境で育つと淡褐色の体色になります。
体色が緑色、淡褐色どちらの場合でも体表の側面部に白線が入り背面と腹面を分けています。