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フラッグシップの夢よもう一度・日産 プレジデント(初代・1965年)
原点に立ち返ってほしい・スバル 1000(1966年)
フラッグシップの夢よもう一度・日産 プレジデント(初代・1965年)
インフィニティQ70はとっくに販売終了、その日本版フーガ/シーマも廃止されて久しく、高級セダンといえばインフィニティQ50/日本名スカイラインくらいしかなくなった日産ですが、元はといえばトヨタと並ぶ日本車の2大メーカーでした。
セダンも多数ラインナップしており、1965年に発売した初代プレジデントは、トヨタのセンチュリーより売れた時期があったほど好評の最高級セダンで、1973年にはフェイスリフトで大胆に姿を変えた2代目が1990年まで販売されました。
ルノーと適度な距離を取ろうとしている今の日産なら、イメージリーダーとしてトヨタへ再び対抗するような高級セダンを復活させてほしい想いがありますし、そのベースにするなら現在の衝突安全基準では問題がありそうなゴツゴツした2代目より、やはり初代でしょう。
最近のインフィニティは高級SUVブランドへなりつつありますし、海外市場でも「ニッサン」ブランドの独自性を出すのに売り出し、SUVその他バリエーション展開で、クラウン対抗馬にふさわしい、あるいは風格はこちらが上と、案外人気がでるかもしれません。
原点に立ち返ってほしい・スバル 1000(1966年)
「安全性の高い4ドアセダン」だったインプレッサG4がモデルチェンジで廃止され、4ドアセダンの国内販売はWRX S4だけとなったスバルですが、燃費性能など高効率化が困難な水平対向エンジンへそろそろ見切りをつけねば、自動車メーカーとしての存亡に関わります。
既にSUVのソルテラがあるように、BEV化で再出発を図らねばならないタイミングですが、そこで心機一転、初心に帰るためのベーシックモデルとして、スバル1000のリメイクなど、どうでしょう?
カローラやサニーの初代モデルと同じ1966年、マイカー元年にデビューし、販売面ではそれらに叶わなかったとはいえ、水平対向エンジンとFFレイアウトで絶大なトラクション性能や広いキャビンという個性あふれるモデルで、現在までのスバル車の基礎になりました。
スバルの再出発にあたり、原点回帰でBEV版スバル1000リメイクを作れば、スバリストたちも「もう今までのようにはいられない」と気持ちを新たにできますし、それでいて伝統を思い起こすデザインを採用すれば、再出発の門出にふさわしいクルマとなるでしょう。
「そもそもスバルとはどういう自動車メーカーであり、何を目指すべきだったか?」を、メーカーとユーザー双方が思い出すのに、これ以上ふさわしいクルマもありません。
※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。
文・兵藤 忠彦/提供元・MOBY
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