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スポーツカーメーカーのSUVはカイエンが始まり
それぞれに価値があるポルシェのSUV
スポーツカーメーカーのSUVはカイエンが始まり

2002年にデビューしたカイエンに搭載されたエンジンは、4.5L V8と4.5L V8ターボ、VWのエンジンをベースにした3.2L V6の3タイプで、駆動方式はすべてフルタイム4WD、トランミッションは6速ATをメインに一部6速MTが用意されました。
なかでもカイエンターボに搭載された4.5L V8ターボは、最高出力331kW(450PS)/6,000rpm、最大トルク620Nm/2,250-4,750rpmをそれぞれ発生し、0-100km/h加速は5.6秒というSUVとしてとてつもない性能を発揮しました。
2代目は2010年に発表。初代のマイナーチェンジで排気量を拡大した3.6L V6および、4.8L V8エンジンにくわえ、3.0L V6ハイブリッドがラインナップに加わりました。
駆動方式はフルタイム4WD 、トランスミッションは8速ATまたは6速MTです。
現行型となる3代目は2017年の発売。ダウンサイズされたエンジンは、3.0L V6ターボとカイエンS用の2.9L V6ツインターボ、4.0L V8ツインターボという構成で、ハイブリッドは3.0L V6ターボと4.0L V8ツインターボに用意されています。
駆動方式はフルタイム4WDで、トランスミッションは当初MTとトルコン式のATが用意されていましたが、この3代目からはトルコン式の8速ATのみです。

対するマカンは2014年デビューです。
カイエンよりも小さなボディに搭載されるパワートレーンは、2.0L 直4ターボと、3.0L V6ツインターボ、3.6L V6ツインターボの3タイプで、駆動方式は全車フルタイム4WD、トランスミッションはツインクラッチの7速PDKが組み合わされます。
2台の大きな違いは、ボディサイズや搭載エンジンもさることながら、トランスミッションがカイエンのトルコン式ATに対し、マカンはスポーツ色の色濃いデュアルクラッチを使ったポルシェ独自のPDKを採用。この違いが、両車のキャラクターの違いに繋がっています。
これまでモデルチェンジはないものの、幾度かのマイナーチェンジによって細部のデザインが変わっています。
また現在のところラインナップにハイブリッドやEVモデルを持たないマカンですが、間もなく市場に投入される予定です。
それぞれに価値があるポルシェのSUV

2023年6月現在の日本で販売されているカイエンは、3グレードでいずれも1千万円オーバーの高級車です。スタイリングは、通常モデルとクーペが用意されます。
・カイエン(1198万円)
・カイエン クーペ(1273万円)
・カイエン E-ハイブリッド(1395万円)
・カイエン E-ハイブリッド クーペ(1440万円)
・カイエン S(1561万円)
・カイエン S クーペ(1644万円)
カイエンは3.0L V6ターボ、カイエンSは4.0LのV8ターボのガソリン車で、E-ハイブリッドのみ電気モーターを搭載したプラグインハイブリッドになります。

いっぽうマカンは、マカンターボに変わり、ポルシェ伝統のネーミングを復活させたマカンTを加えた4グレード構成。
・マカン(838万円)
・マカン T(901万円)
・マカン S(1073万円)
・マカン GTS(1295万円)
搭載エンジンは、マカンとマカンTが2.0L 直4ターボ、マカン Sとマカン GTSが2.9L V6ツインターボとなっています。
マカンは、シティユースでも使いやすいサイズ感に、経済的でスポーティなパワーユニットで、気負わずに乗れるSUV。
マカンよりも大きなボディに、高出力のパワートレインを搭載したカイエンは、加速性能や最高出力、ラグジュアリーな乗り味という点で、ポルシェにふさわしいハイパフォーマンスSUVになっています。
提供元・車選びドットコムマガジン
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