パンにソウギョがヒット
先程のショックをコイ釣りをすることで落ち着かせていき、赤いニシキゴイを狙っている最中であった。突然現れた今度のソウギョは浮かべたパンをバクバク食べており草には全く見向きもしないため、すかさずパンに変えての大チャンス到来だ!
時計は13時34分、私のぷかせたパンに勢いよくソウギョが襲い掛かった。物凄い水飛沫をあげて反転した際にアワセをくれてやり、掛かるとバトル開始である。
磯竿で時間かけてやり取り
ソウギョの余裕な泳ぎについていきながら慎重に無理しないようにドラグ調整を細かく刻む。磯竿なので柔らかく無理をしなければ折られる心配はない。意外と大丈夫だと自分に言い聞かせながらもとにかく私には余裕はない。
とにかく寄せるもすぐにまた沖へ走られてしまい、無限に続くのかと思いつつすでに掛けてから30分が経過している。
寄せても走られ雨も降り出して、こんな巨大魚を本当に取り込めるのかが心配になる。とにかくソウギョの動きに対応して時間を掛けていきタモ入れする他に選択技はないのだ。
1時間超えのファイトを制す
見れば見るほど素晴らしい大きさであり、釣れれば自己記録確定はまちがいなし。40分経過から徐々に沖へ走られる間隔が変化してきて、コレはイケるのではないかと確信した。だが細糸使用ということもあり油断ならない時間が継続してしまい、ファイト時間はついに1時間を超えてしまう。
タモ入れ直前に何度も走られ、以前バラシたビジョンも午前中の悔しさも頭の中で駆け巡る。そんな中でようやくタモをみてもおとなしいままでタモに半分体が入る。その瞬間私はタモ枠を持ち手前に引くと、全体が直型60cmのタモ内に収まった。
それと同時に私は勢いよく2m上の陸地へと運んだ。1時間7分のバトルを制したのは私であまりにも嬉し過ぎて叫んでしまった。
118cm20kgのソウギョと対面
私からするとソウギョはとんでもない大きさで、同じ四大家魚のハクレンバトルとは比べ物にならないくらいの釣りであった。だからこそ写真撮影と計測は完全に実施した。
計測すると、体長118cm(叉長112cm)胴回り68cmで体重は20.33kgと素晴らしい魚体であった。私の釣りでメーターオーバーと言えばハクレンだけであったが、ソウギョも仲間入りとなった。