道の駅の特徴

糸魚川市は新潟県の最西端にある日本海に面した市。フォッサマグナの西端「糸魚川静岡構造線」が通っており、日本の東西の境界線上に位置しいている。世界でも有数のヒスイの産地で、景勝地の親不知でも知られる市である。


『道の駅能生』は糸魚川市の東に位置。R8に面しておりアクセスは抜群だ。駐車場はとても広く、バイク用の駐輪場も用意されている。日本海のすぐ目の前にあり、建物裏からは日本海を一望できる抜群のロケーションで、絶好の夕日スポットでもある。

能生漁港に隣しており、道の駅には日本海側最大のベニズワイガニの直売所「カニや横丁」や鮮魚センターがある。横丁には9店の直売所が並び、能生で獲れた特産のベニズワイガニを販売する。店ごとに塩加減や茹で時間が違うので、カニの味は店によって若干異なる。1~2月はベニズワイガニの禁漁期間で、その期間、直売所は休みになる。


購入したカニは、屋外か、テーブルと手洗い場・空調が完備の「カニかに館」で食べることができる。箸やハサミなどの調理道具は、カニを購入した店で貸してくれるので、食べ終わったら殻と一緒に返却すればOKだ。

鮮魚センターには3店舗が並び、能生漁港に水揚げされた魚介類を販売。鮮魚や干物、寿司や魚の惣菜などのほか、夏には岩牡蠣も並ぶ。イカや貝、旬の魚の浜焼きもあり、焼きたてをその場で食べられる。


レストランは1階に2店舗、2階に2店舗の計4店舗あり、それぞれ地魚を使った刺身や海鮮丼、ベニズワイガニのメニューなどが食べられる。2階にある「海鮮丼・定食 凪」は鮮魚センターにある鮮魚店の直営店。1階の「リーフキッチン」ではカニ天丼や糸魚川名産の南蛮生エビを使ったメニュー、「ミルキーウェイ」では手軽に食べられるラーメンやそばうどん、丼もの・カレーなどを提供する。どの店舗も海を望むオーシャンビューの店内で食事ができる。


売店には地場特産品や土産品が豊富に揃い、特産の糸魚川ヒスイも販売。売店の一角にある地酒ショップには、糸魚川にある5蔵の地酒がズラリと並ぶ。新潟県海洋高校のアンテナショップ「能水商店」では、高校生が開発した商品や、地魚を使ったバーガーや多彩なドリンク類を販売する。
キャンプ場は道の駅からR8陸橋を渡ったところにある。海を一望できるキャンプサイトで炊事棟、ファイヤーサークルを完備。利用料は1区画1100円+入場料大人210円。乗り入れは不可となっている。
R8は日本海夕日ラインとも呼ばれる海岸線を通る道。海を眺めながらのシーサイドラインは、ツーリングルートに最適。ベニズワイガニと海の幸を堪能できる道の駅は、ツーリングの目的地にピッタリの場所だ。