<海苔がついていると思って買ったらまさかのラッピング印刷>
そのセブンが北海道の店舗で5月23日~6月5日に販売していた、おにぎり「炭火焼き室蘭風やきとりおむすび」「炭火焼き美唄風やきとりおむすび」について、実際には海苔を使用していないにもかかわらず、パッケージに海苔の画像がプリントされているとして、優良誤認に該当するのではないかという指摘も。一部SNS上では以下のような声が相次いでいる。
<海苔がついていると思って買ったらまさかのラッピング印刷>(原文ママ、以下同)
<これバナナジュース以上>
<一線超えてる>
<トリックアート>
セブンといえば、過去には「中身多く見せ」がたびたび世間の関心の的になってきたことは事実だ。有名なネタとしてあげられるのが「容器の底上げ」だ。過去、お弁当やパスタ、麺類などの容器の中央部分が盛り上がっている容器への疑問がSNS上で沸いたことは一度や二度ではない。これについてセブンは2020年9月にニュースサイト「WEZZY」の取材に対し「昨今の環境課題であるプラスチックごみ削減の目的で容器素材を薄くしており、強度を保つための設計であると同時に、レンジ加熱の際に中心まで温まりやすい形状にしております」とコメント。純粋にエコの観点に基づく取り組みだと説明している。
また、サンドイッチなどで陳列時にお客から見える前面に具材を寄せる「ハリボテ」が話題になったことも。21年の当サイト記事の検証では、確かにハムとレタスのサンドでは前方に片寄せされていたが、ファミリーマートとローソンの同類商品でも同様の事象が見られ、セブンのたまごサンドは全面にぎっしり具が詰められており、他社よりもお得感が強かった。
ちなみにセブンのサンドイッチをめぐっては、昨年末から今年初めにかけて「ツナサンドにツナが入っていない」という報告がSNS上で相次いだが、今年2月の当サイト記事の検証では、確かにツナの量が著しく少ないことが確認されている。
物議を醸したのが21年に販売されていた「練乳いちごミルク」だ。セブンはTwitter公式アカウントで「プルプル食感のタピオカと、ゴロッとしたいちご果肉のW食感が楽しめます」とPRしていたが、透明なプラスチック製のカップには帯状に「いちご」の果肉ピューレを表現する赤色の塗装が施され、さらにカップ底部にも果肉が沈殿しているかのような塗装がなされていた。これに「カップ詐欺」「優良誤認」だとの声が多数寄せられた。同類の事例としては、20年に発売された「sonnaバナナミルク」が、透明の容器の一部にバナナのピューレを視認させるかのようなプリントが施され、さまざまな指摘がなされたこともあった。
このほか、21年には「塩むすび」の中身が空洞だという指摘が相次いだが、コンビニ他2社の同類商品でも空洞が見られ、やむを得ない製法上の都合が存在するとの見方も強かった。