基本給とインセンティブを確認する

年収を上げたいのであれば、基本給とインセンティブどちらで上げていくかも重要な項目となる。営業や販売のような職種であれば、個人成績に応じたインセンティブで短期的な年収アップが狙いやすい。

ただし、自身の評価に年収が左右されやすい点には注意が必要だ。成果を上げることに自信があればインセンティブですぐに年収アップを実現できるだろう。

一方で安定的に、緩やかに年収を上げていこうと思うのであれば、基本給ベースで評価される企業を選択するといいだろう。

転職エージェントに年収交渉を代行してもらう

転職エージェントは求人紹介や面接対策以外に、年収交渉の代行を行っている。お金にまつわることはデリケートで、なかなか自分で言い出しづらい一面もあるだろう。

転職エージェントは日々何人もの年収交渉を行っているため、独力よりも最終的に高い年収で入社が決まるケースも多い。

内定をもらった企業に対し、年収面において納得がいかない場合は、担当のエージェントに連絡し年収交渉を代わりに行ってもらうことがおすすめだ。

経験やスキルを活かそう!

年収アップが転職の軸の場合、原則即戦力として活躍できるよう、経験やスキルを活かせる企業を選ぶことがポイントである。

あわせて企業の評価制度なども確認し、必要に応じて転職エージェントを活用することで、目標とする年収を実現できるだろう。

文・大里直也(HR専門ライター)
転職やキャリア、人材採用をメインに取材執筆。採用における戦略立案などのコンサルティングも手掛けており、転職ノウハウ・各種転職エージェント、サイトにも精通している。