目次
「五月人形」にはどんな種類がある?
・鎧飾り・兜飾り
・金太郎
・鍾馗
まとめ
「五月人形」にはどんな種類がある?

一口に「五月人形」といっても、実はその種類は多彩です。
同じ祝い飾りの雛人形が段数による違いなのに対して、五月人形は込められた願いによって異なる意匠の祝い飾りとなるのです。
鎧飾り・兜飾り
端午の節句の象徴となる植物「菖蒲」。
その姿が剣を連想させるほか、名前が「尚武」に通じることから、平安時代末期頃から武家の間で男子の成長を願う行事へと変化していきました。
その武家祝い事として発達したことで飾られるようになったのが「鎧飾り」です。
これは鎧が武家の象徴となるだけでなく、鎧が形代として子供の身に起きる厄災から守って欲しいという願いが込められています。
兜飾りは、鎧飾りのうち兜のみを飾りとしたもの。
同じく子供の成長を願い、厄災から守る形代として飾られてきました。
金太郎
金太郎は、平安時代に活躍した武将・坂田金時の幼名です。
彼は動物に愛される丈夫な子供で健康を表すシンボルでした。
成長すると源氏の英雄・源頼光の家臣となり、頼光四天王に数えられるほどの一角の人物となりました。
また、大江山の鬼退治にも源頼光らとともに参加しており武勇を発揮しています。
こうした背景から、優しく勇敢な子に育ってほしいという願いと将来への期待を込めて飾られるようになりました。
鍾馗
鍾馗は、中国で疫病を追い払ってくれるとされる神様です。
唐の時代に実在したこの人物、非常に努力家で学問にも精通し官吏の試験を受けるほどだったのだとか。
しかし、顔が醜いというだけの理由で不合格にされた事から、絶望のうちに自ら命を絶ってしまいました。
ただ、その顛末を不憫に思った時の皇帝は、鍾馗を手厚く葬りました。
それから100年ほど経ったある時、皇帝の玄宗は病に苦しんでいました。
今にも命を落としそうになったその時、皇帝・玄宗の夢の中に鍾馗を名乗る人物が現れ小鬼を退治していきました。
すると、目を覚ました玄宗は苦しみが失せ、すっかり病気が治っていたのです。
それ以来、鍾馗は中国で厄除けの神として認知されるようになりました。
この鍾馗が日本にも伝来し、厄除けの他「子供を守る魔除けの守り神」や「学業成就の神」として飾られるようになりました。
まとめ
5月5日の端午の節句に飾られる「五月人形」。
この祝い飾りを出す時期は特段決められていません。
傾向としては、春分の日以降という事が多いようです。
また、片付ける時期についても特に決められていません。
せっかく豪華な五月人形なので、ケースに入っているしと年中飾っているご家庭もきっとあると思いますが、手入れさえ出来ていれば差し支えないようです。
提供元・FUNDO
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