ネット証券最大手のSBI証券。人気の理由の一つは手数料の安さだろう。株式投資の1取引ごとの手数料だけでなく、1日ごとの手数料や手数料0円からのプランもあるなど、料金体系は多岐に渡る。SBI証券の手数料を詳しく見ていこう。

国内株式の現物取引は手数料0円から

SBI証券の国内株式の現物取引の手数料は、1注文あたりに手数料を支払うスタンダードプランと、1日の約定金額に応じて手数料を支払うアクティブプランがあり、利用者が自由に選べる。それぞれのプランの手数料は以下の通りだ。

スタンダードプラン(1約定ごとの手数料プラン)

1注文の約定代金 手数料
5万円まで 50円(税込55円)
10万円まで 90円(税込95円)
20万円まで 105円(税込115円)
50万円まで 250円(税込275円)
100万円まで 487円(税込535円)
150万円まで 582円(税込640円)
3,000万円まで 921円(税込1013円)
3,000万円超 973円(税込1,070円)
※2021年7月15日時点の SBI証券ホームページをもとに筆者作成

アクティブプラン(1日の約定代金の合計での手数料プラン)

1日の約定代金合計額 手数料
100万円まで 0円
200万円まで 税込1278円
以降100万円増加毎に 税込440円ずつ増加
※2021年7月15日時点の SBI証券ホームページをもとに筆者作成

アクティブプランを選択すれば、1日の約定代金が10万円まで手数料0円で取引できる。自分の1日の約定金額や1日の取引回数を考慮し、よりお得な手数料プランを選びたい。

手数料プランは1日1回変更できる。変更の申し込みは月曜日から金曜日までは23:29までで、翌日適用される。土曜日、日曜日の変更申請は火曜日に、祝日の変更手続は翌営業日の翌日0:00に適用される。

信用取引もアクティブプランなら手数料0円から

SBI証券では、信用取引の手数料も1注文ごとに支払うスタンダードプランと、1日の約定金額に応じて支払うアクティブプランがある。

スタンダードプラン(1注文ごとの手数料プラン)

1注文の約定代金 手数料
10万円まで 税込99円
20万円まで 税込148円
50万円まで 税込198円
50万円超 税込385円
※2021年7月15日時点の SBI証券ホームページをもとに筆者作成

アクティブプラン(1日の約定代金の合計での手数料プラン)

1日の約定代金合計額 手数料
100万円まで 0円
200万円まで 税込964円
以降100万円増加毎に 税込440円ずつ増加
※2021年7月15日時点の SBI証券ホームページをもとに筆者作成

信用取引手数料も国内株式の現物取引と同様に、アクティブプランでは約定金額10万円までは0円だ。さらに信用取引では、大口顧客の割引サービスがある。

約定日の前営業日の未決済建玉の建玉代金合計または約定日の前営業日の新規建約定代金合計が5,000万円以上の大口顧客は、翌営業日の信用取引手数料がどちらのプランも0円になる。

大口顧客でない人も、取引スタイルに応じて適切な手数料プランを選ぶことで、手数料コストを削減できる。

信用取引のプランも、現物株と同様に1日1回変更できる。適用のタイミングは月曜日から金曜日までは23:29までに変更手続きをすれば翌日適用。土曜日、日曜日に変更した場合は火曜日に、祝日に変更した場合は、翌営業日の翌日0:00に適用される。

PTS手数料は国内株式の現物取引スタンダードプランよりも割安

SBI証券は、取引所の取引時間外に株式の売買ができるPTS取引にも対応している。取引所の売買時間に縛られず自由な時間に取引できるので、「夜しか取引ができない」など、忙しい人はこちらも確認しておきたい。

PTSの取引時間帯は、デイタイムセッションが8:20から16:00まで、ナイトタイムセッションが17:00から23:59まで。PTS取引の手数料は以下の通り。

PTS取引手数料

1注文の約定金額 手数料
5万円まで 47円(税込51円)
10万円まで 86円(税込94円)
20万円まで 100円(税込110円)
50万円まで 238円(税込261円)
100万円まで 462円(税込508円)
150万円まで 553円(税込608円)
3,000万円まで 876円(税込963円)
3,000万円超 924円(税込1016円)
※2021年7月15日時点の SBI証券ホームページをもとに筆者作成

SBI証券のPTS取引手数料には複数のプランはなく、1注文ごとに約定金額によって手数料が決定する。1日の約定金額が10万円までなら手数料が0円といったような制度はないが、現物取引のスタンダードプランと比べても割安に設定されている。

選択肢があるから初心者でも取引しやすい

SBI証券の株式取引手数料は、現物・信用取引それぞれに1注文ごとの手数料であるスタンダードプランと、1日の約定代金で手数料が決まるアクティブプランがある。取引回数や約定金額によって適切なプランを選ぶことで、手数料が節約できる。プラン変更が簡単にできるのも、これから投資を始める初心者には大きな利点であろう。

証券会社選びで重要な取引手数料。自分の取引スタイルに合った証券会社を選択してもらいたい。

文・右田創一朗(元証券マンのフリーライター)

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