SUBARUは「選択と集中」で時代に対応。電動化も積極準備中

ところでSUBARUは、100年に一度の変革期に対応して、積極的な改革を推進している。自動車部門のルーツである軽自動車から手を引き、バスの車体製造や鉄道事業、産業機器事業などからも撤退をするなど「選択と集中」を急速に進めたことは、ひと昔前から比べると成長を遂げたとは言え必ずしも「大きい」とは言えない規模を考えれば当然かも知れない。

同様に、商品群ではこのところはSUV系モデルに力を入れている。重要な北米マーケットを筆頭に世界的にSUVがもてはやされいることを考えれば、こちらも自然な流れと受け取れる。

そうした中にあってスバルのSUVならではの特徴は、十分な最低地上高や「Xモード」の積極展開に見られるように、決して見かけだけではなく高い踏破性を実現している点。4WD技術をコアコンピタンスに実質的メリットを追求し続ける姿勢にありそうだ。

遅れがちだった「電動化」でも、現在より本格的なフルハイブリッド・システムを開発中である。トヨタとコラボレーションを組んでのピュアEVの展開にももちろん注目だ。

タフ&スタイリッシュ! 新型SUBARUクロストレックの光る商品性
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)

SUBARUクロストレック主要諸元

タフ&スタイリッシュ! 新型SUBARUクロストレックの光る商品性
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)

グレード=上級モデル(AWD)
価格=8CVT 未定
全長×全幅×全高=4480×1800×1575mm
ホイールベース=2670mm
トレッド=フロント:1560/リア:1570mm
最低地上高=200mm
車重=1610kg
エンジン=1995cc 水平対向4DOHC16V(レギュラー仕様)
最高出力=107kW(145ps)/6000rpm
最大トルク=188Nm(18.6kgm)/4000rpm
モーター最高出力=10kW(13.6ps)
モーター最大トルク=65Nm(6.6kgm)
WLTCモード燃費=未公表(燃料タンク容量48リッター)
(市街地/郊外/高速道路=未公表)
サスペンション=前ストラット/後ダブルウィッシュボーン
ブレーキ=前後ベンチレーテッドディスク
タイヤ&ホイール=225/55R18+アルミ
駆動方式=4WD
乗車定員=5名
最小回転半径=5.4m

タフ&スタイリッシュ! 新型SUBARUクロストレックの光る商品性
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
タフ&スタイリッシュ! 新型SUBARUクロストレックの光る商品性
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)