アメリカンスポーツの王道とも言えるマスタングのパッケージは、今や希少と言える大排気量自然吸気エンジンのFRです。
世界でもこのパッケージを採用するモデルはそう多くありません。そんなモデルの中からライバルをピックアップしてマスタングと比較して見てみましょう。
目次
マスタングと同じパッケージを採用するレクサスRC F
RC Fが優れているポイント
マスタングと同じパッケージを採用するレクサスRC F

大排気量自然吸気エンジンのFRという条件で絞り、今回ライバルとして選んだのはレクサスRC Fです。
レクサスの2ドアクーペモデルRCをベースに、サーキット走行も視野に入れたプレミアムスポーツとして開発されたRC Fは自然吸気の5.0L V8エンジンを搭載し、FRレイアウトで駆動します。
他のエンジンラインアップやAWDの設定はなく、大排気量自然吸気FRスポーツというマスタングと同じ希少性の高いパッケージを採用しているのです。

搭載されたエンジンは最高出力354kW(481PS)最大トルク535Nm(54.6kgm)というスペックで、マスタングGTの最高出力338kW(460PS)最大トルク569Nm(58.0kgf)というスペックにとても近いです。RC Fのトランスミッションは8速ATのみとなっています。
ハイパワーFRという一見すると乗りこなすのが難しそうな印象を受けるRC Fですが、開発テーマは「走りを楽しみたい人なら誰でも、運転スキルに関係なく笑顔になれるスポーツカー」。
そのため駆動力制御システムのTVDやスポーツモード付統合車両姿勢安定制御システムVDIMが設定されています。これにより様々なドライバーが安心してスポーツ走行を楽しめるようになっているのです。
RC Fが優れているポイント

RC Fは先に紹介したように車両制御系の電子制御システムが充実しており、ドライバーフレンドリーなハイパワーFRとなっています。また、専用のエアロパーツは空力を考えて設計されているのはもちろんのこと、冷却性能にも配慮。
さらに純正でオイルクーラーを装備しているなど、サーキットでのスポーツ走行を主眼に置いているのが分かる装備が備わっているのがRC Fの優れているポイントです。

しかしながら所有する上で何と言っても嬉しいのはトラブル時の安心感や日本語に言語対応したナビゲーションシステムでしょう。レクサスは日本ブランドであるため、当然日本中にディーラーはありますし、扱いやすいナビゲーションシステムも日本語で操作可能。
また、24時間365日つながるオーナーズデスクドライブサポートなどが用意されています。