今年は安定のマテガイ!
干潮の1時間前になると、マテガイのポイントである砂地が姿を現しました。1人、また1人とマテガイセットを持った人がやってきます。筆者もこれに加わり、ジョレンで砂を削り、出てきた大豆の輪郭のような穴に塩を振っていきます。
天気はピーカンということで、マテガイの警戒心は高めですが、相変わらず貝の密度は濃い模様。「今年はどれだけたくさんいるのだろう?」なんて思いながら、せっせと捕まえていきます。
ピーカン時のマテガイ採りのコツ
前回(4月)は今にも泣き出しそうな空模様であったため、マテガイの警戒心は薄めで、塩を一回かけるだけで勢いよく飛び出したのですが、雲一つないピーカンの今回はそうはいきません。とはいえ、しっかり粘って、やや強引かもしれませんが、中途半端に穴から出てきたマテガイを、砂をえぐるように掴んでやれば捕まえることは可能。しかし……ここはもうちょっとスマートに、そしてクールにやってみることにします。
影を作る
まずは掘る(削る)砂地に対し、太陽に背中を向けるポジションで構え、やや深めに(5cm以上)砂を削る。そして、自分自身の影でマテガイの穴を覆ってやり、塩をかけてやる。すると、劇的とまではいかないまでも、しっかりつかめる位まで、そしてそれほど時間をかけずにマテガイが出てきました。それでも、中には出てきたとしてもすぐに引っ込んでしまったり、すぐそこにいるのに出てこないやつもいたり。
曇天時と比べてしまうと、全体的な難易度はどうしても高めなのですが、効率はやや改善!完全に筆者の感覚になってしまいますが、難易度を数値化すると、曇天10に対し、ピーカン4、改善後6、といった所でしょうか。ご参考まで。ちなみみに……一応言い訳として付け加えると、写真撮影の難易度はもっと高めでした(汗)
最終結果
大きなポイント移動をせずに1時間程度やってみた所、数は100個まであと一歩の91個を確保することができました。大漁早上がり、と言っていいでしょう。塩もまだ十分余っていたので、潮が満ちる直前まで頑張れば、この2倍は採れたと思いますが……限りある資源、今晩家族で食べる分+αでやめることにし、海の公園を後にしました。……終盤、腰痛というトラブルも抱えていたし(汗)
今後の展望
2023年の海の公園は、残念ながら大本命のアサリは期待できません。アサリがいないということでアカニシ貝(とツメタガイ)も期待できません。しかし、その分マテガイの埋蔵量は計り知れないものがありそうです。
今後、赤潮や青潮が発生しない限り、しっかり潮が引く7月一杯まで充分楽しめるかと思います。大潮、そして南風が強く吹かない日に海の公園へ遊びに行く際は、是非、塩とジョレン、もしくはシャベルをお忘れなく!
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>
海の公園