道の駅の特徴

宮城県東部にある女川町は太平洋に面する町。ホタテやカキ、銀鮭などの養殖が盛んな漁業の町で、サンマの水揚げ量が日本有数な女川漁港がある。ほかにも女川原子力発電所があることで知られ、女川港からは奥州三大霊場の一つ「金華山」までの定期船が運行している。

『道の駅おながわ』は女川漁港のすぐ近く、海が見える場所に立地。R398に面しておりアクセスは抜群。「シーパルピア女川」「地元市場ハマテラス」「女川町まちなか交流館」「女川町たびの情報館ぷらっと」の4つの施設が集まった複合型の道の駅で、東日本大震災以降、JR女川駅前につくられた商店街一帯が道の駅として登録されている。


通常の道の駅とは異なり、販売店や工房、飲食店などのテナント計35店舗が歩行者専用道路のレンガみちの両側に軒を連ね、商店街となっている。国道近くにある「きぼうの鐘」は、6時から18時までの3時間ごとに音が鳴る。
「シーパルピア女川」は日用品・飲食・クラフト体験エリアに分かれている。土産店、雑貨店のほか、理髪店、楽器店、生花店、放課後スクールなどがあり、観光客のほか地域の住民の人も利用する場所となっている。飲食エリアには、マグロ船主が営むマグロ丼の店や、本格ナポリピザ店、ラーメン屋など多彩なジャンルのお店が揃う。


「地元市場ハマテラス」は、「海と食」をコンセプトに、地元で水揚げされた新鮮な魚介類を扱う鮮魚店や水産加工品を販売する店舗、蒲鉾店のほか、海鮮丼の店やご当地バーガー店などの飲食店も入る。屋内には広々とした飲食スペースが設置され、外には海が見える展望テラス席も用意されている。


道の駅にはJR女川駅が隣接。駅前には足湯があるほか、駅舎2階には「女川温泉ゆぽっぽ」があり、日帰り入浴ができる。道の駅周辺にも飲食店が多数あり、また国道を渡って海側には、震災遺構の旧女川交番や海岸公園もあり、道の駅周辺も含めて楽しめる場所となっている。
道の駅からはリアス式海岸とコバルトブルーの海の景色を楽しめるコバルトライまで近く、女川を訪れたなら走っておきたい絶景ロード。女川から海岸線沿いに北上すれば、タイトなコーナーの多いリアス式海岸沿いのコースとなっている。女川の新鮮な海の幸を楽しめる道の駅は、食事や休憩に最適の立ち寄りスポットだ。