このところ、楽しみにしているニュースが大谷さんの活躍ぶり。ここまでくるとマンガの世界を通り超えているのですが、彼から勇気と希望をもらっている感じすらします。
投打の活躍も凄いのですが、それ以上にあの謙虚さと野球に対するストイックさ、マウンドの姿はまるで甲子園児と変わらない熱血ぶりでお金でも名誉でもない、ひたすら自分が大切にしてきた野球に精力を注ぎ込む姿勢が美しく感じます。日本人としての誇りです。うれしいですね。
では今週のつぶやきをお送りします。
儲からない株式投資?日本の株式市場にボーナスをもらってちょっと参戦したにわか株主さんには厳しいボディーブローだったかもしれません。半導体も商社も自動車ももう上がり切ってしまって、いわゆる高値掴みのリスクがあるからです。(商社株)ー(バフェット効果)=(冴えない資源価格)で個人的には上げ一杯とみています。半導体装置産業もそもそも市況が悪かったのでレーザーテック株一つとっても値動きは派手ですが、株価は上昇していないのです。
これは北米も同じ。カナダでは大麻製造会社の株式がひと頃、話題になりましたが今では会社存続が危ぶまれるところ続出です。街には大麻の店があちらこちらにあるものの中は見えないですが客が押し寄せている感じはゼロ。最大手一角のキャノピーグロース社は2年半前には株価が一時70㌦を超えていたのに今では1/100以下の50セントで、アナリストの株価評価はなんとゼロ。ハイテク株も目が覚めるような上昇はなく、資源株も冴えず。どちらかと言えば製造業がかろうじて値を保つという感じです。
昨日、会社の定期預金が満期になりネットバンクで更新したら金利は年間5.00%。これだけ金利をもらえればリスクを取った株の配当よりずっとましになります。かといって一度マネーマーケットに足を踏み入れた人は「定期預金は老人のたしなみ、俺はガツンと行くぜ」なのでしょう。
そういう人が本来走るはずのビットコインはなぜか個人投資家が見向きもせず、機関投資家による市場形成が進みます。仮にアメリカで現物EFTが認可されれば3〜5割上昇は堅いですが、ビットコイン一強は仮想通貨相場のみならず、マネー相場全体のマインドを変えられるか、という局面にあります。
現代版「欧州の天地は複雑怪奇」なり日本の近代史で歴史に残る「迷言」を残し、内閣総辞職した平沼騏一郎元首相を惑わしたのは天敵同士と言われたドイツとソ連が結んだ1939年の不可侵条約締結です。ヒトラーとスターリンが不可侵条約を結んだのは双方の野望を満足させ足場固めをするための化かし合いであり、頂上決戦を独ソ間で行うシナリオは双方持ち合わせていたのでしょう。
当時の欧州におけるスパイの暗躍振りはすさまじく、中立国だったスウェーデンはスパイのメッカだったことはあまり知られていませんが、日本はせっかくの情報を理解できず、宝の持ち腐れでした。
さて、現代の複雑怪奇とはロシア、ワグネル、ベラルーシであります。こちらも様々な憶測が飛び交い、情報の取捨選択をしないと誤った見方となりそうです。個人的にはベラルーシのルカシェンコ大統領はプーチン氏に対し、強気になっているように見える点が解せません。
ルカシェンコ氏は5月、プーチン氏と会食をキャンセルし、健康不安説もあった中、今回、プリコジン氏となぜ直接ディールをしたのでしょうか?私にはプーチン氏はプリゴジン氏を放置するとは思えず、ひいてはプーチン氏とルカシェンコ氏の間にすきま風となります。今後のストーリーはどう描けばよいのでしょうか?
一方、主題であるウクライナに関し、気になるのはロシア軍が支配するウクライナのザポロジエ原子力発電所から退避命令が出ていることです。重大なるテロがあるのではないか、ともされます。それはプーチン氏がいよいよ追い込まれてきており、軍を通じた集団行動より一発勝負の道を選んでいるのではないか、という懸念を感じます。
プーチン氏は背が低いコンプレックスから柔道をやり、スパイの道に走ったわけでそもそも正攻法よりも寝技、裏技、個人プレーのリスクは構えておくべきでしょう。西側諸国は今は情報収集に徹し、テロの防止をするしかないと思います。事態は極めて深刻に見えます。
富士通以外の選択肢を探せ!富士通は政府のシステムを請け負っていますが、このところのエラーぶりは無視できないレベルになってきています。コトのきっかけはマイナンバーカードのエラー問題。もちろん、人為ミスもあったのですが、富士通のシステムエラーにも大いに問題がありました。